東日本エリアのフレッツユーザー待望の最大1Gbps対応の回線の登場に、すでに多くの方々がギガスマートにお申込みかプラン変更をされたのではないのしょうか。 今回はこのギガ・スマートに加入しなくても1Gbpsできますよーっていうニュースの紹介です。
さて先日、プロバイダーサービス「GMOとくとくBB」からとっても興味を引かれる発表がありました。 「フレッツ光v6プラス接続サービス」というサービスを利用するとフレッツ光ネクストハイスピード(最大200Mbps)の回線はそのままで、プロバイダを変更するだけで最大1Gbpsまで速度を引き上げることができるんだとか。ふむふむ・・・・んんん!?どういうこっちゃ??
そもそも回線自体の速度が最大200Mbpsなのに、なにがどうなって最大1Gbpsになるんでしょうか?ということでいろいろ調べてみましたので、その謎を解説してきます。
この記事の目次
「フレッツ光v6プラス接続サービス」とはフレッツ光ネクストハイスピードプランをご利用の方がIPv6で接続を行うことにより、下りの最大速度1Gbpsで通信を行うことができる仕組みです。
IPoE(ネイティブ)方式によるIPv6接続に加え、IPv4接続が利用できるサービス。従来のPPPoE方式による接続では、速度が最大200Mbpsに制限されていた「フレッツ 光ネクストハイスピードタイプ」や「フレッツ光ネクストマンション・ハイスピードタイプ」でも、下り最大1Gbpsのインターネット接続ができるようになるそう。月額891円で利用できます。
IPv6とは・・・
「Internet Protocol Version 6」の略でインターネットプロトコル(接続方式)の1種です。インターネット上の住所であるIPアドレスは今まではIpv4方式が主流でした。111,111,111,111のように最大3ケタ×4セクタで表していました。この方式だと最大の組み合わせ数の約42億通りができますが、あと少しで使い果たしていまい枯渇します。IPv6はそのために新しく作られたIPアドレスの規格です。セクタを6つに増やしたことで、約340澗(340兆の1兆倍の1兆倍)の数だけアドレスを増やせたことになります。
この接続方式を利用することで、混雑しているフレッツ光回線をスムースに利用することができます。わかりやすく説明すると、IPv4とIPv6は道路のようなものだと思ってください。 仮にIPv4が国道1号線でIPv6が国道2号線だったとします。同じ地点から出発して同じ地点を目指す場合国道1号線のほうが距離は短いですが、国道2号線のほうが道が空いているため到着する時間は短くなる…ということが回線上で起こっているんです。
下記のプランをご利用されている方、およびひかり電話対応の対象のホームゲートウェイ(モデム)をご利用の方*です。
対象のホームゲートウェイ(モデム)
・RT-S300、PR-S300、PR-S340、RT-400、PR-400、RV-440、RT-500で始まる番号
ありゃ、ひかり電話対応モデムを利用している方ということは、ひかり電話使ってないといけないのか・・・・条件厳しいですね。ひかり電話を使っていない方は現状使えないということですね。
実は、「フレッツ 光ネクストハイスピードタイプ」や「フレッツ光ネクストマンション・ハイスピードタイプ」網で使っている光ファイバーはもともと下り最大1Gbpsで通信ができるのですが、従来のPPPoE接続に対しては回線側で帯域制限を掛けているため下り最大200Mbpsまでしか出ないようにしています。この制限が掛からないIPv6接続だと本来の回線のスペックを活かすことができ、最大1Gbpsで通信が可能になります。
今年の7月から登場したギガ・スマート。こちらも同じく下り最大1Gbpsとなるのですが、回線料金とプロバイダをどこにするかで月額利用料金が変わります。どちらが料金的にお得なのか比較してみます。
対象になる方・・・東日本エリアで一戸建てにお住まい、かつひかり電話を利用される方という設定で比べます。
回線タイプ | 分類 | 費用 |
---|---|---|
フレッツ 光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ (IPv6接続) |
月額利用料 | フレッツ光ネクストハイスピードタイプ 4,500円 |
ひかり電話基本料 | ひかり電話基本プラン 500円 | |
プロバイダ利用料 | GMOとくとくBB (フレッツ光v6プラス接続サービス) 891円 | |
合計 | 5,891円 |
回線タイプ | 分類 | 費用 |
---|---|---|
フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ | 月額利用料 | フレッツ光ネクスト ギガスマートファミリータイプ 4,700円 |
ひかり電話基本料 | ひかり電話基本プラン 500円 | |
プロバイダ利用料 (右記のどれか一つ) |
OCN 1,100円 | |
Yahoo!BB 1,200円 | ||
GMOとくとくBB 760円 | ||
BB.excite 500円 | ||
合計 | 5,700~6,400円 |
比べてみましたが、大きな金額の差はありませんね。これからフレッツ光にご加入をされる方はギガスマートをお勧めします!
現在、フレッツ光ネクストハイスピードをご利用されている方で、速度を上げたい方はプロバイダだけGMOとくとくBB(フレッツ光v6プラス接続サービス)に切り替えを検討されてみてはいかがでしょうか?
※最近はGMOとくとくBBでなくてもIPv6の方式を採用しているプロバイダが増えています。So-netやOCNでもこの接続方式を採用しており、デフォルトでIPv6になっている場合もあります。こちらのサイトにアクセスするだけで接続方式について確認することができるので一度確かめてみてはいかがでしょうか?(2018年5月追記)
・IPv6接続で、「フレッツ 光ネクストハイスピードタイプ」や「フレッツ光ネクストマンション・ハイスピードタイプ」の高速化はできる!
・同じスペックであるギガ・スマートと比べると料金は69円しか変わらないので年間にして828円しかお得にならない。
ギガ・スマートの方は無線LAN内蔵モデムがただで使えるメリットがあることを考えると、断然ギガ・スマートをお勧めします。新規契約で2ヶ月無料も付いてきますしね!
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