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2019.8.29

IPv6を利用するために必要な手順

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インターネットはスマートフォンの普及によって急激に広がりを見せた一方、インターネット・プロトコル(IP)が構築された頃に想定した以上の普及を見せたため、IPアドレスが枯渇してしまいました。

そこで出てきたのが新しいプロトコルであるIPv6ですが、IPv6は従来のIPv4よりも帯域幅が広く、光回線の混雑を避けて通信を行うことができるとあって近年注目を集めています。

光回線をご利用中の方は、夜間だけ・休日だけ通信速度が遅くなるという事象に出くわしたことがあるのではないでしょうか? その解決策となるのはIPv6かもしれません。

——ということで、今回はIPv6を利用する方法についてご紹介していきたいと思います。

はじめに

IPv6の設定方法についてご紹介する前に、皆さんに知っておいていただきたいのは、「IPv6 = 高速通信」ということでは決してないということです。IPv6とは、インターネットのプロトコル、つまり、通信規約のことです。正しくは、「IPv6環境下で利用することができるIPoEという接続方式であれば、混雑を避けて通信を行うことができる。」ということなのです。

つまり、IPv6に切り替えてもIPoEを利用することができなければ通信速度はむしろ低下してしまうことも考えられます。IPoE接続を利用するためには、IPv6環境下でなくてはなりませんが、現在はIPv4からIPv6への過渡期であるため、一部のWEBサービスやWEBサイトはまだまだIPv6への移行ができておらず、IPv6環境で通信を行うことができません。

このギャップを改善する技術をIPv6 over IPv4という「トンネリング」という技術なのですが、これは、IPv4通信でもIPoE接続を利用することができるというものです。

要するに、IPv6に切り替えてもIPv6 over IPv4の技術と併用しなければ、通信速度が改善しない可能性もありますし、そもそも速度低下の原因が混雑でなかった場合はIPoE接続に切り替えたとしても速度が改善しないかもしれません。

ということで、以下に記述することは、あくまで数ある速度改善手段の一つであることをご了承ください。

IPv6を利用する方法

IPv6を利用するためには、いくつかの手順を踏む必要がありますので、以下ではその手順について解説していきます。

フレッツ光系の回線を利用する

まず、IPv6を利用するためには、フレッツ光ネクスト・あるいはフレッツ回線の卸売を行う光コラボレーションである必要があります。それ以外の回線では今の所IPv6オプションは提供されていないため、利用することができません。

そもそもそれ以外の回線であった場合はそれほど利用者が多くないため、混雑が原因で通信速度が低下していると考えにくいです。別な原因を探してみましょう。

IPv6に対応するプロバイダに乗り換え、v6プラスオプションに加入する

インターネットプロトコルとは、通信規約です。身近なものに例えると、交通ルールのようなものです。道路が違えば交通ルールも異なるのと同じように、通信にもルールがあり、規約に則って行われる必要があるのです。

このため、IPv6を利用するためには、それに対応したプロバイダを選択して契約する必要があります。

具体的にIPv6に対応している主なプロバイダは以下の通り。

この他にもIPv6に対応するプロバイダはありますが、現在ご契約中のプロバイダが対応しているかどうかはプロバイダの公式ページをチェックするか、直接問い合わせて確認してみてください。

上記プロバイダと契約している場合はv6プラスオプションというものに無料で加入することができますが、プロバイダによってはオプションが有料である場合もあるため、詳細はプロバイダに問い合わせてみてください。

IPv6対応の機器を揃える

次に、IPv6に対応させるためにはPCやLANケーブル、無線LANルーターもIPv6対応のものを利用する必要があります。——とはいえ、IPv6は2000年ごろに策定されたプロトコルであるため、現在ではほとんどの機器がIPv6に対応しています。

唯一、無線LANルーターはIPv6対応でないものも出回っているため、注意して見ておくと良いでしょう。

現在利用中のルーターがIPv6に対応しているかどうかは、ルーターのメーカーの公式HPなどから確認することができます。

PCの設定を行う

プロバイダのv6プラスオプションに加入し、機器を揃えたらいよいよIPv6通信を行う設定をPC側で行います。

Windowsの場合

  1. スタート画面から、「コントロールパネル」を開きます
  2. ネットワークとインターネット>「ネットワークの状態とタスクの表示」を開きます
  3. アクティブなネットワーク表示内にある「接続:Wi-Fi」をクリックします。
  4. 「プロパティ」をクリックします。
  5. 「ネットワーク」のタブから、「この接続は次の項目を使用します」と書かれた部分の下にあるプロトコルのリストの中から「インターネットプロトコルバージョン6 (IPv6)」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。

以上で完了です。

Macの場合

  1. 「システムの環境設定」を開きます。
  2. 「ネットワーク」をクリックします。
  3. 「ネットワーク環境」をクリックし、「Ethernet(イーサネット)」を選択します。選択できたら、「詳細」をクリックします。
  4. IPv6の構成から「自動」を選択し、「OK」をクリックします。
  5. 「ネットワーク」の画面に戻るので、右下の「適用」をクリックします。

以上で完了です。

IPv6に設定できたかどうかを確認してみよう

上記の設定が完了したら、IPv6に設定できたかどうかを確認してみましょう。確認は非常に簡単で、下記サイトにアクセスするだけで皆さんがどのIPバージョンを使っているのかということを表示してもらうことができます。

https://www.so-net.ne.jp/common/IPv6/

上記の方法で設定できていなかった場合は、プロバイダなどに問い合わせて

などを確認してみてください。

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