クレジットカードが無くても格安SIMは契約できるの？

格安SIMを契約する場合には、利用料支払いにクレジットカードが必要といわれています。しかし、クレジットカードは使い過ぎる、トラブルが心配などの理由で、作成していないという人もいるでしょう。そんな人は、格安SIMは契約できないのでしょうか。

かつては、ほとんどの格安SIMでクレジットカードが必要でした。しかし、最近では、大手を中心に、デビットカードや口座振替対応などクレジットカード無しでも契約ができる事業者が増えています。クレジットカード不要の事業者を選べば、格安SIM契約のためにわざわざクレジットカードに加入する必要はありません。

今回は、クレジットカードが無くても契約できる格安SIMと、契約時・支払時の注意点について解説していきます。

対応している格安SIMは少ないが安心して利用できるデビットカード

銀行口座と紐付けされており、すぐに利用料が引き落とされるデビットカードは、銀行口座を持っていればおおむね中学生を除く15歳以上から作成可能です。対応している格安SIMは少ないものの、手早く安心に料金の支払いを行えます。

公式にデビットカード対応を明示しているのは、楽天モバイルとロケットモバイルですが、そのほかにも一部の会社で利用可能です。利用不可が明示されていない場合には、サポートに確認するとよいでしょう。

楽天モバイル

楽天銀行およびスルガ銀行の発行するデビットカードに限り利用できます。ただし、端末代金の分割払いについては対象外です。

ロケットモバイル

基本的に発行会社の制限なく、デビットカードでの支払いに対応しています。ただし、利用者とカード会社との契約内容により利用できない場合もあります。

口座振替でクレジットカード不要

大手格安SIM会社の中には、口座振替での利用料金支払いに対応している会社もあります。口座振替が選択できれば、クレジットカードは不要です。ただし、会社によって口座振替には条件や制限がある場合もありますので、事前に確認しておきましょう。主な口座振替可能な格安SIMをご紹介します。

UQモバイル

店頭で契約する場合、および新規申込み電話窓口にてMNPを行う場合にのみ、口座振替を選択できます。

ワイモバイル

店頭で契約する場合に、口座振替が選択できます。

楽天モバイル

オンライン・店頭の申込みにかかわらず、支払方法に口座振替が選択きます。ただし、月額料金のみで利用可能で、端末代金については対象外です。また、口座振替のたびに手数料が100円（是抜）かかります。

OCNモバイルONE

電話で申し込む場合に、口座振替が選択できます。

BIGLOBE mobile

データ専用SIMのみの契約の場合に、口座振替が選択できます。

ブランド搭載のプリペイドカードは使えない

クレジットカード以外の支払手段として、Visaなど国際ブランドを搭載したプリペイドカードも普及してきました。国際ブランドのプリペイドカードは、現金をチャージすることでクレジットカード加盟店でクレジットカードと同様に使用できます。そのため、プリペイドカードでも代用できるのではと考えてしまうかもしれません。

しかし、プリペイドカードは、電話料金などの月額・継続契約の料金支払いには使用できなようになっています。基本的に残高を使い切り、チャージを繰り返すというプリペイドカードの性質によるものです。したがって、格安SIMの料金支払いにも使えませんので注意しましょう。

クレジットカード以外の支払い対応で下がるハードル

格安SIMの料金支払いは、クレジットカードが主流でした。しかし、クレジットカード以外の支払い方法に対応する事業者が増え、クレジットカードを持っていない人でも契約できる環境が整いつつあります。

審査不要なデビットカードや口座振替が利用できれば、格安SIM契約へのハードルは下がります。スマホ代を節約しようと考えている人は、これを機に格安SIMへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。