インターネット回線はマンションタイプと戸建てタイプによって料金が異なります。インターネット回線をこれから契約しようと考えている諸兄はおそらく「マンションタイプだと、どこの回線がおすすめなの?」という疑問をお持ちのことでしょう。ということで、今回はマンションの光回線はどこがおすすめなのかということについて、各回線の速度や料金を比較しながら解説していきたいと思います!
この記事の目次
その答えは単純明快です。インターネット回線は、何も皆さん一人一人に専用の回線があるわけではありません。光回線を個人宅向けに提供するサービスのことをFTTHサービスと呼びますが、FTTHとはFiber To The Homeの略称です。
皆さんの大好きなWikipediaから引用をすると、
光ファイバーを伝送路として一般個人宅へ直接引き込む、アクセス系光通信の網構成方式のこと 引用元:Wikipedia
です。
現在日本で提供されている回線は、Passive Optical Network(PON)と呼ばれる接続方式を採用しており、光スプリッタによって1本の光ファイバーを分岐させているものになります。 そして、マンションタイプの場合は各部屋に光ファイバーを分けるためにマンションに光スプリッタが設置されている場合が多いです。イメージとしては、以下の画像の通り。
回線事業者としても一つのマンションに一度光回線を引き込めば、他の部屋に回線を引き込むのも楽になります。つまり、工事の手間が戸建ての場合とマンションの場合では異なるのです。 そのため、戸建てからは高い月額料金を取り、マンションタイプの契約では安い料金で抑えられるということになります。
光回線を選ぶ時に、多くの方は「月額料金」で選ぼうとしてしまいますが、これは間違いです。なぜなら、光回線の月額料金にそこまで大きな差がないからです。 参考までにご紹介すると、主要回線の中では最も高額なドコモ光で4,000円です。一方最安値の回線であるエキサイト光は3,360円です。その差640円。ほとんど差がありません。
「640円も1年で7,680円になるだろ!640円舐めるな!」と憤慨されるかもしれないが、それよりももっと重要な要素が他にある。それは、セット割引です。
皆さんは携帯電話はどこのキャリアをお使いだろうか。仮にソフトバンクの携帯を使っているものと仮定しましょう。そして、家族3人で5GBのデータ定額プランを契約中だとする。 この場合、ソフトバンク光を契約すると、毎月3,000円の割引を受けることができる。ソフトバンク光の月額料金は3,800円であるため、実質月額料金は800円となります。
もし仮に一人暮らしでドコモの携帯を使っていて、データ定額 ベーシックパック5GBを契約していれば毎月800円の割引を受けるため実質料金は3,200円となる。これは最安値のエキサイト光よりも安い月額料金です。
このように、インターネット回線は携帯電話を始めとする何かとセットで契約することで非常に安価に契約することができます。そのため、月額料金よりも基本的に割引が受けられるか否かで回線を選ぶようにしたい。
以下では、参考までに主要な回線の割引額と月額料金を比較していきたいと思います。
携帯電話 | 回線 | 月額料金 | 割引金額 |
---|---|---|---|
ソフトバンク | ソフトバンク光 | ¥3,800 | 1台につき500円~1,000円(10台まで) |
NURO光 | ¥4,743 | ||
au | auひかり | ¥3,800 | 1台につき500円~2,000円(10台まで) |
So-net光 | ¥3,500 | ||
ビッグローブ光 | ¥3,980 | ||
ドコモ | ドコモ光 | ¥4,000 | 契約プランに応じて500円~3,500円 |
DMMmobile | DMM光 | ¥3,780 | 500円 |
OCNモバイルONE | OCN光 | ¥3,600 | 1台につき200円(最大5台まで) |
NifMo | @nifty光 | ¥3,490 | 200円(@niftyでんきも一緒なら-250円) |
BIGLOBE SIM | ビッグローブ光 | ¥3,980 | 300円 |
IIJmio | IIJmio光 | ¥3,960 | 600円 |
NURO光については、マンションタイプの契約にはデメリットが多いため、マンションでも契約できるプランの料金を記載しています。
いかがでしょうか?比較してみると、3大キャリアの携帯電話をお使いの方はかなり割引額が大きい。むしろ大家族の場合は契約して黒字に転ずることも考えられますね。
さて、以前今さら聞けない!光コラボってなに?仕組みやメリットを徹底解説!でも解説した通り、光コラボであればどの回線でも品質は同じになります。光コラボとは上記表で言うところのauひかりとNURO光以外の回線です。
つまり、auひかりとNURO光以外の回線は速度が全て同じです。なぜなら全て同じフレッツ光の回線であるため、品質の変わりようがないのです。 口コミでは、「ソネット光が遅いからドコモ光にしよう」などと宣う方もおられるが、一言言いたい「意味ないですよ」と。
口コミで光回線が遅いと文句を言っている方々は、ほぼ90%の確率でルーターに問題があるのだが、まぁそれはいい。 ともかく、auひかりやNURO光であれば回線の速度を気にする必要がないことは口コミを見ても理論上でも明らかであるが、問題は光コラボだ。
各回線ではベストエフォート1Gbpsという規格表記がされているが、これはベストエフォートという文字通り「最適な条件であれば1Gbpsの速度で通信します」というものだ。 そのため、実際の速度はそこまで速くない。では実際どれくらいの速度で通信が可能なのか。これはstudio-radish.comで各回線の利用者の測定データの統計を見ることができるので、こちらを参考にしてみた。その結果は以下の通りだ。
回線種別 | 実測値 |
---|---|
NURO光 | 178.4Mbps |
auひかりマンション | 155.6Mbps |
フレッツ光(東日本)マンション | 94.2Mbps |
フレッツ光(西日本)マンション | 83.3Mbps |
ADSL | 15.4Mbps |
CATV | 61.6Mbps |
比較して分かる通り、NURO光やauひかりの半分程度の速度であることが分かる。しかし80Mbpsも出れば十分快適にインターネットを利用できるのではないかと思う。 4Kの高画質動画を見ることができるネットフリックスでも推奨の回線速度は25Mbpsである。オンラインゲームでも10Mbps、YouTubeなら3Mbpsの速度が推奨されている。
とはいえ、マンションタイプは同マンション内の回線利用者の利用状況によって信号か混雑することも考えられるので、まぁ速いほうが良いに越したことはないのだが、そこまで気にならないなら光コラボでも十分だと思います。
マンションタイプの回線のキャッシュバックは3パターンあります。
この3パターンをうまく組み合わせることで高額なキャッシュバックを受け取ることができるのですが、キャッシュバックを受け取るためにはオプションの加入が必要であったり、指定の申込が必要になる場合があります。 中には「オプションに加入した上で開通10ヶ月後に申込を行い、その翌月末にキャッシュバックが振り込まれる」というシビアな条件の場合もあります。そのため、以下ではオプション加入無しで簡単に受け取れる契約窓口についてご紹介していきたいと思います。
回線名 | 受け取り条件 | キャッシュバック金額 |
---|---|---|
NURO光 | 無し | 35,000円 |
auひかり | 無し | 35,000円 |
ソフトバンク光 | 無し | 30,000円 |
ドコモ光 | 無し | 5,000円 |
So-net光 | 無し | 無し(割引で還元) |
ビッグローブ光 | 無し | 25,000円 |
DMM光 | 無し | 23,000円 |
OCN光 | 無し | 15,000円 |
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