AmazonプライムビデオやHuluなど、ビデオ配信サービスが普及してきています。利用している方もいるのではないでしょうか。こうしたテレビなどの配信サービスのひとつに、ひかりTVがあります。
ひかりTVは、光回線などのインターネット回線契約者が利用することができるオプション契約です。似たような契約に、ケーブルテレビがあります。光回線の契約はしたくない、できないけれど、ひかりTVだけ契約できたらいいなぁ、と思っている方も多いのではないでしょうか。
ひかりTVのみを契約することはできるのでしょうか。
ひかりTVは、光回線を契約することを前提としているオプション契約のひとつです。そのため、光回線を契約していないとひかりTVを契約することはできません。
もっとも、光回線といっても、光コラボレーションのひかりアクセスサービスを提供している事業者との契約やNTT東日本・NTT西日本のフレッツ光回線を契約していれば、加入条件を満たしています。ひかりコラボレーションは、ぷらら光、ドコモ光、OCN光などがこれに当たります。また、NURO光も関東エリアではひかりＴＶを利用することが可能になっていますので、ご自身が契約している光回線でも、ひかりTVを契約することができるかもしれません。
なお、ひかりTVは光回線の契約を条件としているのは、ひかりTVが光回線を使用してテレビのデータを受信するサービスだからです。そもそも高速通信が可能な光回線だからこそ実現できるサービスともいえるのです。インターネット回線といえば、光回線以外にはADSLがありますが、ADSLと光回線では、データの伝送方法が異なります。光回線は光信号を通り、ADSLは電気信号を通るものです。ひかりＴＶは光信号によって実現するサービスなので、物理的に光回線がなければひかりＴＶは利用することができないのです。
なお、ひかりTVと似たサービスに、ケーブルテレビのインターネット接続サービスがありありますが、こちらを選択する手段があるのです。
このケーブルテレビの場合、インターネット回線の契約をしないならば、ひかりTVと比べて安くなっています。例えば有名なJ:COMであれば、月額3900円から利用することができるのです。ひかりＴＶを利用するためにはインターネット回線とセットで契約する必要がありますので、6,000円程度になってしまいます。――もちろん、固定電話をあわせて契約するのであれば、光回線のほうが安くなるのですが、単純にテレビサービスだけ利用したいのであればCATVが最安です。
そもそも、最近ではビデオ・オン・デマンド（VOD）サービスもあるため、わざわざテレビを見る人も減ってきています。テレビ自体も地デジアンテナを利用しれば、きちんと映像を見ることができれば、わざわざテレビプランに加入する必要もありません。
こうしたことから、他の会社から提供されているビデオ・オン・デマンド（VOD）サービスを契約する場合、回線速度が速い光のほうがお得になっています。もっとも、ビデオ・オン・デマンド（VOD）サービスでは、いわゆるテレビ放送である地デジ放送は配信されていませんので、この契約では見ることはできないのです。
どのサービスを中心に利用したいか、よく検討してから契約を検討することをおすすめします。
ビデオ・オン・デマンドといったビデオ配信サービスだけでなく、テレビサービスなど、テレビ番組などの映像に関して、さまざまな会社が実施しており、契約条件や月額利用料も異なっています。
そのため、本来必要のない契約となっているなど、ご自身のニーズにマッチしていない場合、利用料といったコストばかりかかってしまい、得策ではありません。契約を検討する場合には、よく比較検討することをおすすめします。
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