インターネットの回線契約は「工事費の有無」や「キャッシュバック」、「月額料金」のように考えなければならないことが多くて非常にややこしいですよね。 特に光回線に関しては、光コラボレーションという様々な事業者がフレッツ光回線を販売するサービスが500社以上もあると言われており、ピッタリ自分にあう回線を見つけるのは難しいです。
ただ、インターネット回線をおトクに契約するためにおさえておきたいポイントを分かっていれば必ず後悔せずに契約することができます。以下ではその6つのポイントについて解説していきたいと思います!
この記事の目次
インターネット契約をする上でおさえておきたいポイントは、以下の6つがあります。
この6つのポイントさえおさえれば、必ずあなたにピッタリの回線が見つかります。それぞれどういうことなのか、ここではサラッと解説していきたいと思います!
まずは、当たり前かもしれませんがインターネット回線の利用目的を整理しておきましょう。それによって、必要な回線のスピードがどれくらいなのかが分かるからです。
インターネット回線は短いものでも2年、長いものだと6年の契約の縛りがあり、契約更新月以外に解約してしまうと「解約手数料」や「工事費の残債」がとられてしまいます。 そのため、今現在だけではなく、向こう3年くらいの期間で誰がどのように利用するのかを考えておく必要があります。
また、インターネットは一人で利用するのか、それとも家族や同居人と同時に利用するのかについても事前に把握しておきたいです。 インターネットの回線は同時に複数のデバイスで利用することで回線の速度が低下するので、2人で同時に動画を見たいのに1人で見るために必要なギリギリの速度の回線を契約してしまうと必ず後悔することになります。
ということで、以下では利用目的別にどれくらいの回線速度が推奨されているのかについて整理してみましょう!
以下ではインターネットの利用目的別に推奨されている回線速度を整理していきたいと思います。 あくまで目安ですので以下でご紹介する数値が必ずしも正しいとは限りませんので、その点だけご了承ください。
項目 | 詳細 | 推奨回線速度 |
---|---|---|
WEBページの読み込み | 当サイトのようなテキストベースのページの読み込み | 2Mbps |
動画視聴 | YouTubeなどの動画サイトでのストリーミング動画再生 | 5Mbps |
高画質動画視聴 | 4K動画など、NetFlixなどを契約している方はこちらを目安にしてください。 | 25Mbps |
オンラインゲーム | オンラインゲームを楽しむためには、ping値と呼ばれる回線速度とは別の値が重要とも言われています。 | 20Mbps |
ブログ運営など | ビジネス目的でブログやサイト運営したい方は、ファイルアップロードの速度が重要です。最低5Mbpsは必要でしょう。 | 5Mbps |
2018年6月現時点では、HuluやdTV、YouTubeなどでは4K動画の配信はしておりませんが、いち早く4K動画を導入したNetFlixのように他のビデオオンデマンドサービスでも随時高画質動画配信が一般的になってくるかもしれません。 ですので、インターネットで映画やドラマを楽しみたいという方は向こう2年~3年という期間で考えるのであれば、回線の速度もある程度余裕をもたせて契約しておいたほうが良いかもしれません。
また、オンラインゲームを楽しみたい方はping値という、データ端末装置からのレスポンスの早さや応答率から導き出す数値が重要と言われています。かなり専門的なことになってしまうので、ここでの詳細は割愛しますが、ping値が低ければ低いほど、他のユーザーの動きや操作した時にタイムラグがなくなるので、オンラインゲームを快適に楽しむことができます。 ただし、いくらping値が重要とはいえ例えばロード時間などは回線の速度によって変わりますので、最低でも10Mbps~20Mbpsの速度はあったほうが良いでしょう。
ここまで読んでいただいて、「光回線の1Gbpsなんて必要ないんじゃ?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの1Gbpsというのは、ベストエフォート値と呼ばれるものです。 ベストエフォートとは、直訳すると「最善努力」ですので、「ベストエフォート値1Gbps」というのは「めっちゃ頑張ったら1Gbpsでます。でもそのための努力をするかどうかは分かりません。」ということなのです。
ですので、重要視すべきは回線の実測値です。
次におさえておきたいポイントは①からの話と繋がりますが、「回線の実測値」です。先程解説した通り、「ベストエフォート値」は当てにならない数値ですので、実際に回線を利用している人たちがどれくらいの速度で利用できているのかを調査する必要があります。 ただ、インターネット上の口コミはやはり当てになりません。というのも、実測値を決めるのは回線のスペックだけでなく、「利用する時間帯」や「マンションなのか戸建てなのか」、Wi-Fi環境で利用している場合は「無線LANルーター」も回線の速度に大きな影響を与えるからです。
特に、「光回線なのに1Mbpsも出ない」と文句を言っている方を見かけますが、90%はルーターに問題があるのだと思います。その証拠に、契約特典として最新式のルーターを無償で貸し出ししている光回線は「遅い」という口コミを見かけませんし、逆にこれまで古いルーターを貸し出していた回線は「遅い」という口コミが非常に多いです。
ですので、実際にどれくらいの速度が出ているのかは平均値、中央値で把握しておきたいです。ということで、今回は速度計測ツールとして有名なRadish Network Speed TestingやMeasurement Lab(M-Lab)を参考にさせていただき、それぞれの回線の実測値を調査して一覧にまとめてみました。
分類 | インターネット回線 | ベストエフォート | 実測値 |
---|---|---|---|
ADSL | Yahoo! BB ADSL | – | 4.5Mbps |
CATV | J:COM | 320Mbps | 5Mbps |
ポケットWi-Fi | Yahoo! Wi-Fi(LTE) | 100Mbps | 10Mbps |
WiMAX | 758Mbps | 6Mbps | |
FTTH(光回線) | フレッツ光(光コラボ) | 1Gbps | 70Mbps |
auひかり | 1Gbps | 155Mbps | |
NURO光 | 2Gbps | 300Mbps | |
eo光 | 1Gbps | 130Mbps | |
BBIQ | 1Gbps | 80Mbps | |
コミュファ光 | 1Gbps | 150Mbps | |
UCOM光 | 1Gbps | 150Mbps |
光回線の中でもかなり金額に差が出ていますね。NURO光は他の光回線とは異なる、G-PONという高度な技術を採用しているため、ベストエフォートでも2Gbpsという速度がでます。ですのでNURO光は格が違うと考えてよいのですが、それにしてもauひかりやeo光、BBIQなどに速度の差が出る理由はなぜでしょうか。
これは回線利用者の多さに関係があります。インターネット回線は高速道路のようなものなので、利用者が多くなれば渋滞して速度が低下してしまうのです。そのため、圧倒的なシェアを誇るフレッツ光回線(光コラボ)は口コミでも速度が遅いことで有名です。(遅いと言っても70Mbps出ているのですが…。) またADSLやCATVに関しては、地域によって速度に差が出ることがしばしばあります。光ではないので、基地局からの物理的な距離がラグを発生させるためです。おおよそ上記で紹介した速度が実測値と考えて問題ないですが、光回線と比較しても混雑しやすい傾向にあるので、契約の際には注意してください。
これから2年~3年利用するのであれば、やはり速度に余裕を持ったFTTHが良いと思います。
次に考えたいのは、皆さんが一番気になっているであろう月額料金です。インターネット契約においては月額料金で決めると後悔することになりますが、とはいえ気にしなければならないポイントであることに変わりはありません。 この記事で全て比較することはできませんが、参考までに代表的なインターネット回線の月額料金をご紹介しておきたいと思います。
分類 | 回線名 | 月額料金 | |
---|---|---|---|
戸建て | マンション | ||
ADSL | Yahoo! BB ADSL | ¥2,857 | |
CATV | J:COM | ¥4,500 | |
ポケットWi-Fi | Yahoo! Wi-Fi | ¥2,480 | |
カシモWiMAX | ¥3,380 | ||
光回線(FTTH) | ソフトバンク光 | ¥5,200 | ¥3,800 |
ドコモ光 | ¥5,200 | ¥4,000 | |
OCN光 | ¥5,100 | ¥3,600 | |
auひかり | ¥5,100 | ¥3,800 | |
NURO光 | ¥4,743 | ¥1,900~¥4,743 | |
eo光 | ¥4,953 |
速度が遅いADSLは安いですし、CATVはチャンネル数が豊富なケーブルテレビの回線をそのまま利用することになりますので、コスパが良いですが、マンションタイプであれば光回線でもそこまで大きな差がないことがわかります。
また、光回線の中でも料金が違っていますね。特に同じフレッツ光の回線でもどの光コラボを契約するかによって回線利用料金が異なってきます。光コラボの中で最安値のexcite光は月額が戸建ての場合なら4,360円、マンションなら3,360円ですので、ドコモ光に比べると700円程度の差があることになります。
ただし最近の光回線は電気料金や携帯電話とセットで契約することで割引を受けることができる特典があるため、月額料金だけでなく割引の金額を考慮して光回線を選ぶことでおトクに契約することができます。
ということで以下では、次のポイントとしても挙げている割引について解説していきたいと思います。
そもそも、インターネット回線の割引サービスが誕生したのは「光コラボ」が解禁された頃にさかのぼります。 光コラボとは、フレッツ光を所有しているNTTが、自社で顧客を獲得する活動をやめて「光コラボ事業者」と呼ばれる企業へ貸し出しを行うことで拡販する方法をとることで出てきたサービスです。
「光コラボ事業者」はフレッツ光の回線を自社ブランドとして販売することが認められており、2015年2月1日の開始以降500を超える企業が参画しています。 例えば、携帯キャリアが参画することで誕生した「ドコモ光」「ソフトバンク光」、プロバイダ(ISP)が自社プロバイダサービスと光回線をセットで販売を行う「ソネット光」「OCN光」がこの光コラボにあたります。
他にも、旭化成や大塚商会、プリンターなどで有名なリコーも光コラボ事業に参画しています。
この中でも特に人気でおトクな割引が適用されるのは、携帯電話料金が割引になる光回線です。このご時世、携帯電話は誰でも持っていますし他の光コラボと比べて圧倒的に大きい割引を受けられるため、例えばドコモ光は光コラボサービスの中でも40%のシェアを誇ります。
これに伴い、auひかりやNURO光といった、フレッツ光回線以外でも割引サービスを適用し始めました。以下ではそれぞれの割引条件と割引金額を一覧にしてみましたので、チェックしてみましょう!
回線名 | 割引適用条件 | 割引金額 |
---|---|---|
ソフトバンク光 | ソフトバンクの携帯電話ユーザー | 1台につき毎月500円~1,000円(10台まで) |
NURO光 | ||
ドコモ光 | ドコモ携帯のユーザー | データ定額量に応じて毎月500円~3,500円の割引 |
auひかり | auの携帯電話ユーザー+固定電話契約者 | 携帯1台につき毎月500円~2,000円割引 |
So-net 光 | ||
ビッグローブ光 | ||
eo光 | ||
@nifty光 | NifMoユーザー、@niftyでんきユーザー | NifMoユーザーなら毎月200円割引、@niftyでんきユーザーなら毎月250円割引 |
他にも例えばTSUTAYA光というサービスがありますが、TSUTAYA光の特典は毎月200円相当のT-POINTです。 携帯電話料金が割引になるサービス以外では、このように特典のメリットが少ないため、利用者も多くないようです。
もし皆さんが携帯電話をお持ちでない場合は、よく利用するお店が光コラボ事業に参加しているかどうかを見てみると良いかもしれませんね!
例えば私一般消費者が契約することができる最速の回線であるNURO光は、2018年時点でひかりTVは関東限定でしか契約できません。また、auひかりの「auひかりTV」も一般的なひかりTVサービスとは異なり、地デジやBSを見ることができないものになります。
また、ひかり電話やひかりTVの契約によって契約時に受け取れるキャッシュバックが増額することもあります。すると後ほど解説する契約窓口も変える必要があるのです。 今現在固定電話を契約する必要はないと考えていても、後から契約するよりインターネット契約と同時に契約したほうがおトクですので、よく考えて契約するようにしましょう!
最後になりますが、契約したいインターネットが決まったらキャッシュバックがもらえる契約窓口を探してみましょう。 光回線ならば、5,000円~80,000円のキャッシュバックを受け取ることができます。
ここで注意しておきたいのは、キャッシュバックの金額だけでなく、受け取るためにはどのような条件があるかということです。 オプション加入など無しで無条件で受け取れる場合もありますが、オプションの有無によって金額上下したり、中には友達紹介しないともらえない!なんて場合も存在します。
さらに、インターネット開通から10ヶ月後に申請手続きを行う必要がある場合もあります。10ヶ月も経てばキャッシュバックのことなんてすっかり忘れてしまっていることも多々ありますので、なるべくすぐに貰える窓口で契約するにこしたことはありません。
ということで以下では無条件で、なるべく早くキャッシュバックが受け取れる窓口を整理してみましたので、参考にしてみてください!
回線名 | おトクな契約窓口 | キャッシュバック金額 |
---|---|---|
ソフトバンク光 | NEXT | ¥32,000 |
ドコモ光 | GMOとくとくBB | ¥5,000 |
So-net光 | 公式サイト | ¥30,000 |
NURO光 | NURO光 | ¥35,000 |
auひかり | フルコミット | ¥35,000 |
OCN光 | フルマークス | ¥15,000 |
もちろん、先程解説した通り固定電話やひかりTVを契約する場合はさらに増額しますので、おトクな契約窓口が変わる場合もあります。このあたりのキャッシュバックキャンペーンの比較に関しては別記事で解説しておりますので、気になる方は以下の記事を読んでみてください。
●光回線のキャッシュバックと月額料金を比較した結果一番お得な光回線が判明!人気の回線と代理店を徹底比較してみた!
以下では、色々調べて比較するのがややこしい!という方のために後悔しない優良インターネット回線をランキング形式でご紹介していきたいと思います! また、オプション加入無しでキャッシュバックが受け取れる窓口についてもご紹介しておりますので、是非参考にしてみてください!
NURO光は関東・東海・近畿エリア限定の光回線ですが、料金もリーズナブルで公式のキャンペーンでも高額キャッシュバックを受け取れることができる超優良回線です。月額料金も安くおさえることができますし、なんといっても実測値が速いので、速度で後悔する心配が少ないです。
ただしデメリットもあって、関西・東海地方の方はひかりTVを利用することができません。そのため地デジを見るためにはケーブルTVを設置するか、アンテナを立てる必要があります。今後随時ひかりTVは対応してくると思いますが、2018年6月時点ではその音沙汰もないので、関東地方以外の方でひかりTVを契約したい方はNURO光を諦めるしかなさそうです。
月額料金 | キャッシュバック | 割引対象 | ||
---|---|---|---|---|
戸建て | 集合住宅 | オプション無 | オプション有 | |
¥4,743 | ¥1,900~¥4,743 | ¥35,000(公式) | ¥83,000(フルマークス) | ソフトバンクユーザー |
auひかりはKDDIの独自回線であるため、フレッツ光回線を使っている光コラボに比べて安定した速度が魅力の光回線です。NURO光のようにエリアが狭くないことや、キャッシュバック金額が大きいことも魅力の一つです。 速度、料金、割引、キャッシュバックは非常にバランスが良いサービスを提供しており、auひかりを選んで後悔する可能性はかなり低いです。
auひかりTVでは地デジが見れないデメリットがありますが、それを差し引いてもやはりおすすめの光回線であると断言できます。
月額料金 | キャッシュバック | 割引対象 | ||
---|---|---|---|---|
戸建て | 集合住宅 | オプション無 | オプション有 | |
¥5,100 | ¥3,800 | ¥35,000(フルコミット) | ¥42,000(フルコミット) | auユーザー |
※戸建ての場合は株式会社25という代理店から申し込むとキャッシュバックは60,000円になります。
ドコモ光はドコモユーザーが唯一割引を受けることができる光回線です。割引の料金は、データ定額料に応じて変わりますが、最大で毎月3,500円もおトクに契約することができます。 キャッシュバックの金額は他の回線に比べて少ないですが、ここは割引を優先したほうがおトクになるでしょう。
月額料金 | キャッシュバック | 割引対象 | ||
---|---|---|---|---|
戸建て | 集合住宅 | オプション無 | オプション有 | |
¥5,200 | ¥4,000 | ¥5,000(GMOとくとくBB) | ¥17,500(GMOとくとくBB) | ドコモユーザー |
ソフトバンク光はソフトバンクユーザーが割引を受けることができる光コラボです。 同じくソフトバンクユーザーが割引になるNURO光が優秀なので、最近はソフトバンク光の影が薄く、口コミでも低評価ですが、NURO光を契約できない地域にお住まいの方はソフトバンク光が一番おトクです。
プロバイダはYahoo!BBになりますが、IPv6に対応したv6プラスのオプションも無料なので、そこまで悪い回線ではないはずです。NUROには勝てませんが(笑)
月額料金 | キャッシュバック | 割引対象 | ||
---|---|---|---|---|
戸建て | 集合住宅 | オプション無 | オプション有 | |
¥5,200 | ¥3,800 | ¥3,2000(NEXT) | ¥60,000(エフブレイン) | ソフトバンクユーザー |
3大キャリアの携帯電話を使っていなかったり、割引はどうでもいいという方はSo-net光がおすすめです。なぜならサービスが充実していて技術力も高いSo-netを選んでおけば後悔する可能性が少ないからです。 ソネットの安心サポートやセキュリティソフトの無料提供は他の光回線にはない魅力です。新規の場合はキャッシュバックも公式のキャンペーンで30,000円ですので、代理店を使わなくてもキャッシュバックが受け取れるのは大きなメリットだと思います。
月額料金 | キャッシュバック | 割引対象 | ||
---|---|---|---|---|
戸建て | 集合住宅 | オプション無 | オプション有 | |
¥4,800 | ¥3,500 | ¥3,0000(公式サイト) | ¥33,000(公式サイト) | auユーザー |
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