インターネットの速度のことについて詳しく調べていると、pingというキーワードにたどり着くことがあります。一言で言えば「応答速度」のことをpingといいますが、具体的にはどういうことなのでしょうか? また、インターネットの速度にどのように関わってくるのでしょうか?
今回は、インターネット速度の中でも重要な要素の一つであるpingについて、インターネットに詳しくなくてもわかるように易しく解説していきたいと思います。
「コマンド」とか「サーバー」という文字が出てくると、一気に難しくなった気がしてしまいますが、要するに「通信する相手のコンピューターがちゃんと動いているかどうか」を確認するための方法のことをpingといいます。
インターネットというのは、皆さんのパソコンの中にあるものではなく、皆さんのパソコンやスマートフォン(クライアント)と通信をする相手のパソコン(サーバー)が必要になります。例えば単純にYahoo!Japanのページを開く場合にも、Yahooのページが格納されているサーバーと通信を行い、「このページを見せて」という命令をしているのです。サーバーが正常に動作していれば「どうぞ。」という言葉とともに皆さんが見たいページのファイルが返ってくることになります。
しかし、皆さんは閲覧したいWEBサイトが見られなかった経験はお持ちではないでしょうか? そうです。サーバーも万全ではないため、正常に動作しないときがあるのです。言い換えれば、ネットワークに接続するときにサーバーが正常に動作しているかどうかを確認する必要があるのです。
それを確認する方法が「ping」というわけです。
ここまで読んでいただいた方は「その確認と速度に何の関係があるの?」と思ったかもしれません。
簡単に言ってしまうと、「応答に時間がかかるとその分遅くなるから」です。pingとは、応答を確認する方法ですが、その応答にかかった時間のことをping値といいます。このping値が低いとページが表示される速度が遅いと感じてしまうことになります。
わかりにくいので違う例に例えてみましょう。
例えば皆さんが車を運転していて、目的地にたどり着いて戻ってくるまでにどのようなものが戻ってくるまでの時間に影響を与えるでしょうか。例えば下記のようなものが影響してくるでしょう。
回線は道路のようなもので、例えば1Gbpsの回線と300Mbpsの回線だと、道路の広さが異なります。1Gbpsの道路は幅が広いので、大容量のトラックでも止まることなく進めます。さらに、道路が混雑していても広さに余裕があれば混雑を避けて通ることができるでしょう。道路の広さというのは、インターネットで言えば回線のスペックです。最大通信速度下り1Gbpsというのは1秒間に1GBの車が走れる道路ということです。
しかし車が走るスピードが遅ければ、当然戻ってくるまでの時間も遅くなってしまいます。この進むスピードこそがping値と呼ばれるものです。
ping値の単位はmsで表されます。msとはミリセカンド(milli second)のことで、1,000分の1秒のことです。このping値は小さければ小さいほど速度が速くなります。先程の車の例に例えれば、1時間で戻ってこられる車と10秒で戻ってこられる車であれば後者のほうが優秀ですよね? それと同じでping値も小さいほうが優秀ということになります。
だいたい100ms以下であれば通話やWEBサイトの閲覧を快適にすることができますが、プレイヤー同士の対戦でコンマ数秒の反応が求められるオンラインゲームなどでは、30ms以下のping値が求められることもあります。
現在の回線の技術は発達していますから、だいたい100ms程度であれば遅い、50ms程度であれば普通、30ms以下であれば速いと評価して良いでしょう。
回線の速度を比較するときには、ついつい回線のスペックに注目してしまいがちですが、インターネットは皆さんが考えているよりも様々な技術が利用されており、いろいろなところで時間がかかっています。
その中でもping値は速度改善のために重要な要素ですので、少しでも速い回線を使いたいと考えているのであればping値を意識的に改善すると良いでしょう。
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