ひかり電話をスマホで受ける方法

現在は誰もがスマートフォンを持つ時代。多くの人が、「固定電話って本当に必要なの？」と思いながら過ごしているかもしれません。固定電話を自宅で契約している方も、「スマートフォンで電話に出ることができたら便利なのに…」そんなことを考えていませんか？

実は、ひかり電話をスマートフォンで受ける方法はあるのです。

今回は、自宅のひかり電話にかかってきた電話を、スマートフォンで受ける方法についてご紹介していきたいと思います。

固定電話をスマートフォンで受ける方法

ひかり電話にかかってきた電話をスマートフォンで受け取るためには、2種類の方法があります。以下ではそれぞれについて解説していきます。

自宅の中で受け取る方法

ひかり電話はIPアドレスを使用した電話です。IPアドレスというのは、光回線を契約したときに割り振られる、インターネット上の住所のようなものです。

実は、IPアドレスは光回線単位で割り振られるものなので、家の中から光回線を使ってインターネットに接続した場合、パソコンで接続してもスマートフォンで接続してもIPアドレスは同じということになります。

このため、自宅の中にいて、無線LAN環境（Wi-Fiに接続した状態）であれば、皆さんのスマートフォンも光電話を使うことができるというわけです。

自宅の中でスマートフォンを使ってひかり電話を受ける方法は以下の通りです。

1. ひかり電話を契約する
2. 無線LANを設置し、スマートフォンで受け取れるようにする
3. エイジフォン、Livy Talkのどちらかのアプリをスマートフォンにダウンロードする

たったのこれだけです！この記事をご覧いただいている多くの方は、すでにひかり電話をご契約いただいていると思うので、自宅に無線LANがあるならアプリをダウンロードするだけで、自宅のWi-Fiが届く範囲ならどこでも電話を受けることが可能になります。

なお、アプリは2種類ありますが、以下のような違いがあります。

エイジフォン

エイジフォンは無料でダウンロードが可能なアプリです。アンドロイドでもiPhoneでもダウンロードすることは可能ですが、テレビ電話をすることができないというデメリットがあります。

「テレビ電話なんて使わない」という方は無料のエイジフォンが良いでしょう。

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Livy Talk

Livy Talkはひかり電話に接続し、無料でテレビ通話を行うことができるサービスです。無料で通話をすることができるサービスは、What’s AppやLINEなど様々ですが、どれも電波通信を使うサービスであるため、どうしても通信が不安定になるというデメリットがあります。

しかし、Livy Talkであれば光回線を活用した通話になるため、品質の高いテレビ通話を行うことができるのです。

ただし、Livy Talkはエイジフォンとは異なり、無料で利用することはできません。Android版の場合は500円、iOS版は600円の初期費用がかかってしまいます。

ただの音声通話だけであればエイジフォンで十分ですが、テレビ電話もよく使うという方は初期費用を支払ってLivy Talkをダウンロードしても良いかもしれませんね。

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自宅の外でひかり電話を受ける方法

さて、続いては、自宅の外でひかり電話を受ける方法ですが、これを可能にするためには、ひかり電話のオプションに加入する必要があります。そのオプションの名前は「ボイスワープ」です。

ボイスワープとは、光電話（03-XXXX-XXXX）の電話番号にかかってきた電話を、予め設定しておいた電話番号に転送をすることができるサービスです。実はこのボイスワープの設定はISDNでもアナログ電話でも行うことが可能です。

ボイスワープによる音声データの転送は、携帯電話の電波がつながっている状態であればWi-Fi環境にいなくても受け取ることができます。例えば、大阪の自宅にかかってきた電話を、東京で取るということもできるわけです。

ボイスワープオプションは、ひかり電話のオプションとして、月額500円が必要になります。このため、自宅の中だけで受け取れるようにする場合に比べて利用料が高くなってしまいます。

あるいは、ひかり電話エースのプランで契約していれば、ボイスワープオプションは月額料金の範囲内で利用することができるため、実質無料で利用することもできます。

現在のひかり電話の利用状況を見直してみて、ひかり電話エースに切り替えたほうがお得かどうかを確かめてみても良いかもしれません。

ボイスワープの意外な弱点

上記で紹介した方法の中でも、ボイスワープは非常に便利なサービスだと感じる方もいらっしゃるかもしれません。——しかし、ボイスワープは携帯電話に転送があるたびに、転送量が発生してしまうというものです。もし頻繁に転送があるのであれば、通話料が高額になってしまいますので、注意が必要です。

もし転送量が多いようであれば、他社の転送サービスを利用するという手もあります。例えば楽天コミュニケーションズが提供している、モバイル03電話番号転送サービスであれば、03と06エリア（東京、大阪）限定ですが、月2,580円で転送サービスを利用することができます。

NTTのボイスワープオプションの転送量は1分16円程度ですから、転送通話時間が4時間以上になる場合はこちらのほうがお得ということになります。

他社の転送サービスの条件も見ながら、自分にあったサービスを選択できるように調査してみましょう！