キャッシュとは、一度読み込んだサイトのデータの一部を保存しておき、次にアクセスした際にその保存した部分を使用して表示を速くおこなう仕組みのことです。ブラウザでは、主に画像やCSSなどがキャッシュファイルとして保存されます。
キャッシュファイルには有効期限が設定されていることが多く、期限が到来したものは削除されます。また、ブラウザに設定されている保存容量に達した場合にも、古いものから順に消去される仕組みです。しかし、古いキャッシュが残っているために最新の情報が読み込めなくなるというトラブルも少なくありません。
ここではキャッシュによる高速化と、キャッシュのデメリットについてご紹介します。
この記事の目次
キャッシュを使用したほうが通信が速くなる理由は、サイトを表示させるために必要なCSSファイルや画像ファイルを再度ダウンロードする必要がないからです。
ブラウザキャッシュを持たない場合、サイトにアクセスする度に、全てのコンテンツを読み込みます。もしブラウザ内にキャッシュファイルがある場合にはそのキャッシュを使用するため、余分な通信が発生せずサイトアクセス時に通信する量を減らすことができるため、表示が速くなります。
通信速度を早めてくれるキャッシュですが、デメリットもあるのです。サイトにアクセスした場合にキャッシュを先に読み込むため、最新の情報が取得されずに、古い画像が表示される、サイトが正常に表示されないといったことが起こります。
ブラウザにはキャッシュの更新を確認する仕組みがありますが、タイミングによっては最新のキャッシュを読み込むことができずに、古いキャッシュが使われてしまうことがあるからです。古いキャッシュによって最新のサイトが表示されない場合、新しいキャッシュを読み込むことが必要となります。新しいキャッシュを読み込む方法は二つあり、スーパーリロードとキャッシュの削除です。
スーパーリロードとは、ブラウザのキャッシュを使わずにサイトを読み込む方法です。Windowの場合は「Ctrl+F5」で、Macの場合は「Command+R」「Command+Shift+R」でおこなうことができます。キャッシュを削除する手間がかからないのがメリットです。
ブラウザが持っているキャッシュを削除すれば、最新のキャッシュが読み込まれるようになります。キャッシュは保存量が増えすぎるとブラウザの動作が重くなりますので、定期的な削除がおすすめです。削除はブラウザの設定画面からおこないます。
キャッシュは、通信を効率的におこなうために便利な仕組みで、ブラウザに標準装備されています。通常ではキャッシュを使用されるようになっていますが、サイト開発者向けに、キャッシュを許可させないことができるブラウザもありますので、必要な場合は活用してみましょう。 Google Chromeの場合は、デベロッパーツールを用います。F12を押してツールを開き、NetworkタブにあるDisable cacheのチェックボックスにチェックを入れると、ツールを使用している間は、キャッシュが使用されません。
キャッシュは、サイト閲覧を高速化するだけでなく、ネットワークの通信量の削減にも役立っています。ただし、最新の情報が反映されないというデメリットもありますので、問題があるときはキャッシュを使わずにアクセスする方法も覚えておくと便利です。最近ですとタブレットやスマートフォンにも搭載しているので、PCを扱わない人でも注目してみてはいかがでしょうか?
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