スマートフォンやタブレットでGoogle検索をすると、特定の検索結果に雷マークが入っているのに気づいたことはありませんか? 灰色の丸に白い雷が入ったマークで、記事タイトルやURLの頭に小さく添えられています。2016年2月25日に初めて登場した、この雷マークですが、2017年からじわじわと増え始め、2018年に入って急増しています。
じつは、この雷マークは「AMP(アンプ)対応ページ」であることの証しです。AMPとはAccelerated Mobile Pagesの頭文字をとった略称ですが、スマホ時代に対応するためにGoogleが推進しているプロジェクトのこと。そもそも、AMP対応ページというのは利用者にとってどのようなメリットがあるのでしょうか? 気になる雷マークについて詳しく解説します。
この記事の目次
AMPすなわちAccelerated Mobile Pagesとは、GoogleとTwitterが共同で推進しているプロジェクトです。同プロジェクトでは、スマホやタブレットなどのモバイル端末で、ウェブページをより高速に表示させることを目的としています。
このAMPに対応しているページであることを認証するものが、雷マークなのです。このようにウェブページを高速表示させるニーズが高まった背景には、やはり昨今のスマートフォンの著しい普及があると考えられます。通勤通学などの短い隙間時間に利用されることも多いスマートフォンでは、スピーディーにアクセスできるコンテンツがよりいっそう求められているのです。
実際、AMP対応ページの表示速度は通常ページの4倍にもなるといわれています。読み込みに時間がかかってイライラすることもないでしょう。短時間にさまざまなウェブページを閲覧することができ、大変便利です。
AMP対応ページの表示速度がスピーディーなのは、次のような3つの理由によるものです。
キャッシュとは一度読み込んだことのあるデータを保存し、次からすばやく取り出せるようにしている仕組みのことです。AMP対応ページはグーグルによってAMPキャッシュという場所に保存されているので、読み込みに時間がかかりません。
AMPではサイト制作者にページの表示が重くなるようなプログラミング言語の使用を許可していません。ウェブ開発で用いられるプログラミング言語にはJavaScript(ジャバスクリプト)やCSSがあります。たとえば、JavaScriptにはいくつか種類がありますが、AMPが許可する軽いものしか使えません。また、サイトのデザインをコードCSSファイルの容量は50,000バイト内におさめるというルールを設けています。
プログラミング言語で書き込まれた内容を読み取って画面に表示させることをレンダリングといいます。AMPではユーザーがページを開く前にレンダリングする、プレレンダリングを採用。場合によっては、ユーザーがページを選択した瞬間に閲覧可能になっているので、画面表示がモタつくこともないわけです。
現在、日本におけるAMP対応サイトには次のようなものがあります。一時的な導入のみで現在は未対応というサイトもありますが、全体的には今後も増加が予想されています。
朝日新聞デジタル、日刊スポーツ、東洋経済、産経ニュース 他
ZOZO TOWN(現在は未対応) 他
食べログ(現在は未対応)、ヒトサラ 他
現在のところ、日本ではAMP対応ページは実験的な段階ともいえます。一時的に試してみたものの撤退してしまう企業もあるというのが実際のところです。しかし、海外ではAMPに対応ページを使った成功事例も少なくありません。今後は日本でも順次AMP対応が進んでいくと考えられています。
もし、スマートフォンでGoogle検索した際に雷マークが出てきたら、ぜひクリックしてみてください。ページ読み込みの速さを実感できるでしょう。ウェブページの読み込みに時間がかからないならば、それだけ通信費も節約できるわけですから、ユーザーにとってはコスト面からもうれしい話です。今後の日本でのますますの普及が待たれます。
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