モバイルWi-Fiや携帯電話の通信は、天気によって速度が左右されると言われています。では、具体的にどれくらいの速度が遅くなると言われているのでしょうか? 今回は、晴れの日と雨の日のモバイル回線の速度を計測して、実際に検証してみたので、その結果をご報告していきます。
この記事の目次
モバイル回線をご利用の方は、天気によって通信速度が変わることに気づいている方もいるかもしれません。しかし、なぜ通信速度が雨の日に低下するのでしょうか。——それは、電波は水によって吸収されてしまうためです。 ご存知の通り、モバイル回線は電波によって通信を行うインターネット回線です。モバイル端末から発信される電波は、最寄りに収容局と通信することでインターネットに接続することができるのです。 そして、電波は水に吸収されるという性質を持っています。無線LANルーターの近くに水槽などを置くと通信速度が低下するのは、電波が水に吸収されてしまうからです。 ここまで説明すれば、もうお分かりかと思いますが、雨が降っている日には、雨に電波が吸収されてしまい、通信速度が低下することになってしまうのです。それも、激しい雨が降っていれば降っているほど、電波通信に影響を与えるのです。 小雨程度であればそれほど大きな影響を与えませんが、台風の日には全く繋がらなくなってしまうということもあるのです。
それでは、雨の日にモバイル回線ではどれくらい速度が低下するのかということを検証していきます。
今回検証に利用させていただいたのは、NETFLIXの速度計測ツールです。まず、天気が晴れの日に通信速度を予め計測しておいて、雨の日に同じツールで計測を行います。 その他の情報は以下の通り。 計測場所:東京都中野区 計測日:2019年6月14日(晴れ)、2019年6月15日(雨) 計測したデバイス:Mac book Air 同時接続しているデバイス:なし 計測時間帯:午後7時
まずは晴れの日の計測結果です。この日は9時頃から雨が振り始めたものの、筆者が計測した午後7時のタイミングでは東京都で雨は降っていませんでした。 計測の結果は6.4Mbpsという数値に。決して速くありませんが、モバイル回線なのでこれくらいの速度が妥当でしょう。 この日は比較的通信も安定していて、読み込みに時間がかかることもありませんでした。
続いて雨の日の計測結果です。計測を行ったのは、翌日の6月15日。この日は1日中雨が降っており、時々激しい雨も降っていました。このため、雨の影響でどれくらい速度が遅くなるのかを検証するために、2回に分けて計測をしました。
まずは昨日と同じ時間帯、午後7時に計測した結果。 通信速度は昨日の6.4Mbpsから4.0Mbpsまで低下していました。 この時間帯の雨はそれほど強くありませんでしたが、多少速度に影響が出ているようですね。
続いては、雨が一番激しく降っていた午後3時ごろの計測結果です。 差はわずかではありますが、速度が低下していることが分かります。時間帯的にも、回線は夜よりも昼間のほうが空いていることが多いため、通常であれば昼間のほうが速度の出やすい傾向にあるのですが、この日は午後7時よりも通信速度が遅い状態でした。 晴れた日に比べて通信速度が半分にまで低下してしまっていますね。
さて、検証の結果から、雨の日にはモバイル回線は半分程度の速度になってしまうということが分かりました。——もちろん、収容局との距離などから速度が低下しにくい場合もあるでしょうが、雨の日には多くの人が家に籠もってインターネットを使うため、回線も混雑しやすくなってしまうのです。 その最も効果的な対策方法は、「回線を乗り換える」ということだけです。 残念ながら皆さんの力だけで電波を水に吸収されにくくすることはできないため、固定回線を利用するなどの方法をとらない限り、対策の方法がないのです。
雨の日にモバイル回線を利用した場合には、速度が低下することが分かりました。また、雨が強くなれば強くなるほど通信に支障をきたします。対策方法としいては、なるべく安定した速度が出る固定回線を利用することなので、これを機に自宅の通信環境を見直してみてはいかがでしょうか?
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