日本屈指のプロバイダであるOCNと光回線がセットになったOCN光はフレッツ光に比べて月額料金が安い光コラボレーションサービスです。ただ、人気の光コラボである一方で、インターネット上では「OCN光は遅い」という口コミがいくつか投稿されています。ということで今回は、OCN光を使っていて遅いと感じた時に試したい改善策をご紹介していきたいと思います。
この記事の目次
OCNといえば日本で最も利用者が多く、世界レベルのプロバイダですが、一方でOCN光の評判はそれほど良くないようです。 特に通信速度に関する評判が悪く、以下のような口コミが多数寄せられています。
こんなウチでも昔は下り80Mぐらい出ていた時期があったんですよ。遅くなった時期みるとOCN光にしたあたりからなんだが本当に設備一緒なのかと疑いたくなる。
— 早乙女 正人 (@Masato_Saotome) May 23, 2018
高速通信が可能な光回線であるにも関わらず10Mbpsも出ないとなるとほとんど利用価値がありません。 しかし、これはOCN光に限ったことではありません。光回線の中でも通信速度が遅いと言われているのは「フレッツ光回線」なのです。
この記事では犯人探しをしたいのではないですが、課題を解決するためにはまず問題の洗い出しからです。 そもそも最大通信速度1GbpsもでるOCN光を含むフレッツ光回線がなぜ遅くなるのでしょうか?
私達が普段利用しているインターネットは、実は様々な機械やケーブルを通って通信しているのです。(自作の図なので見にくいですが許してください)
私達がスマホやPCを操作してインターネットに送った信号は、ケーブル(Wi-Fiの場合は電波)を通って光回線に送られ、光回線からプロバイダへ送られ、プロバイダからインターネットに送られます。 (※モバイルの場合は電波のみで光回線は割愛されますが)
これ以上詳しく解説するとサーバーのお話になったりするので、この記事では割愛させていただきますが、上記図を見た時に問題となる要素が多いことはおわかりいただけると思います。
OCN光は光回線とプロバイダがセットになったものなので、OCN光が悪いとすると、回線かプロバイダの問題があるということになります。 ただ、ルーターが悪い可能性もありますし、ケーブルが悪い可能性も考えられます。さらにもしかすると、通信機器のスペックの問題である可能性もあるのです。
OCN光はフレッツ光回線と、OCNというプロバイダがセットになったブロードバンドサービスです。これまでのフレッツ光は、プロバイダと回線を別々で契約していたのですが、これらをひとまとめにしようという動きをNTTが2015年頃から開始しました。これが光コラボと呼ばれるものです。
フレッツ光回線を所有しているNTT東日本・西日本は自社で顧客を獲得する動きをストップして、回線を「光コラボ事業者」にレンタルして光コラボ事業者に顧客を獲得させるようにしました。 NTTは回線を光コラボ事業者にレンタルするだけで固定費をとるようにしたのです。
光回線を全国に設置するためには、膨大な時間とコストがかかるため、ブロードバンドビジネスを手っ取り早く始めるために各社が光コラボ事業者として数百社が手を挙げました。そのうちの1社がOCNだったのです。
NTTは光コラボ事業者にNTTのフレッツ光回線を自社ブランドとして販売することを許可したため、各社独自の名称をつけているということなのです。 つまりソフトバンク光だろうがOCN光だろうが利用している回線は同じで、速度に大きな差があるとは考えられないのです。
回線の影響で通信速度がOCN光と違うのは、NURO光やauひかりといった、フレッツ光回線とは異なる回線のみなのです。
フレッツ光を使用した回線は確かに通信速度が遅くなる要因を抱えている回線です。それは圧倒的な利用者の多さです。 フレッツ光は2017年時点で契約数約1,000万件を突破していますから、それだけの利用者がいれば回線が混雑して通信速度が遅くなることは必然です。
道路が渋滞している状況とよく似た状態になっているのです。もしこの記事を読んでいただいているあなたがOCN光をご利用中で、回線速度に不満があるなら、時間帯によって繋がりにくくなっていることはありませんか? 特に夜間の回線速度が低下する原因は、回線の混雑です。これは光コラボレーション、フレッツ光回線を利用する上で避けて通れない課題です。
OCN光は日本屈指の技術力の高いプロバイダです。2017年頃から回線速度に関する問題が口コミで囁かれていたものをそのままにするなんてことはありません。
そこで解決策として出されたのがv6プラスという接続方式です。
このv6プラスは一部のプロバイダでしか対応していないものですが、OCNもしっかり対応しているプロバイダなので、ご自宅のルーターを変更すればv6プラスを利用して回線の混雑を避けてインターネットを利用することができます。 Twitterでもv6プラスに変更して回線速度が安定したという口コミが多数投稿されています。
DMM mobile とのセット割に釣られて契約更新月のタイミングで NURO から DMM光(v6プラス)に移行を初めて1ヶ月…。春だからなのか申込が多かったらしく電話連絡もなかなか進まず、いろいろあってようやく工事日を迎えた…。NUROの方が数値としては断然高かったものの、安定してれば御の字だわ。 pic.twitter.com/LpgQoiicbj
— アオヤマ ミント (@MintoAoyama) May 31, 2018
OCN光を利用していて遅いと感じる方は、一番お手軽にできる解決方法としてルーターの変更があります。 今現在お使いのルーターが、古くないかどうかをチェックしてみてください。ルーターの規格をamazonなどで調べると、どれくらいのスペックなのかが分かると思います。
どらくらいのスペックが必要かは皆さんの利用目的にもよりますが、快適にインターネットを楽しむためには、最低でも300Mbpsくらいに対応したルーターが使えるほうが良いでしょう。 比較的安価で置き場所にも困らないシンプルなデザインのものであれば、[WSR-1166DHP2/N 11ac 866+433Mbps 3LDK]が良いと思います。
色々と解説してきましたが、そこまで固執してOCN光を利用する必要はないというのが当サイトの見解です。 OCN光はOCNモバイルONEの割引が受けられるわけでもないですし、光コラボの魅力である金額面でもそこまでメリットがない光回線です。
確かに優秀なプロバイダを利用できるといった意味では勝ち組の光コラボと言えるかもしれませんが、上には上がいることは確かです。 auひかりやNURO光はフレッツ光や光コラボからの乗り換えで解約手数料を一部負担してくれるキャッシュバック制度や、充実したサービスがありますし、回線の速度も安定しているので非常に魅力的な回線です。
さらにソフトバンクの携帯をお使いならNURO光で、auの携帯をお使いならauひかりで毎月1,000円以上もの割引を受けることができますので、多くの人にとってメリットがある光回線なのです。 以下記事では特にキャッシュバックや月額料金について特筆して解説しておりますので、是非参考にしてみてください。
●光回線のキャッシュバックと月額料金を比較した結果一番お得な光回線が判明!人気の回線と代理店を徹底比較してみた!
おトクな申し込み窓口は以下のサイトから確認できます。
当サイトから光回線をお申し込みのお客様に適用されるプレゼントキャンペーンの商品は、iPadやREGZA、AQUOSなどの人気商品を始め、Nintendo Switch・PS4・PS VITA・PSP・PlayStation VRなどのゲーム機、タブレットやノートPCなどパソコン、液晶テレビ、一人暮らしに最適な炊飯器・冷蔵庫・洗濯機など、お客様のお申込み方に合わせてたくさん用意しております。
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