インターネットを使用するためになくてはならない存在、インターネットサービスプロバイダー(ISP)は日本国内だけでも複数社存在しており、私達は自由にこのプロバイダを選ぶことができます。
日本国内のプロバイダは百社以上にも上ると言われており、それぞれサービスも料金も異なります。――では、光回線を使用する時にはどのプロバイダを使用すれば良いのでしょうか。また、どのようなポイントでプロバイダを選べば良いのでしょうか?
今回はおすすめのプロバイダを紹介すると共にプロバイダの選び方を解説していきたいと思います。
この記事の目次
皆さんは、なぜプロバイダがインターネットに接続するために不可欠かということをご存知でしょうか。
そもそもですが、私達が日頃からインターネットと呼ぶものとは、LAN(Local Area Network)の集合体です。
LANとは同じ建物の中などの限定された範囲で接続できるネットワークのことを指します。会社務めの皆さんは、会社のネットワークをイメージしてみてください。会社には会社の中にいる人達だげがアクセスできる共有サーバーというものがあると思います。これも一つのLANです。
そしてLANとLANをつなぐとWANというものになります。私達がインターネットと日頃呼ぶものは、世界中の無数のLANが繋がったWANのことです。
そして、インターネットに接続するということは、このWANの通信網を使用して他のLANにアクセスするということを指します。
例えば、現実世界でとある町へ行きたい場合、私達は電車なりなんなりを乗り継いでその場所へ行きます。
東京から和歌山県に行く場合は、品川→新大阪→なんば→和歌山みたいな経路で移動する必要がありますよね?インターネットを使ってあるページへアクセスする場合でもこれと同じようなことをしています。次から次にLANを乗り継いでとあるドメイン(インターネット上の住所みたいなもの)にアクセスできるのです。
でも皆さんは欲張りなので、サイトを見るために何秒もロードしたくないと考えます。現実世界で言うと、東京から大阪へ行くために、山形県を通って長野県を通って…みたいなことをしたくないですよね?そこでプロバイダの登場です。
プロバイダは多くのLANとつながるハブのようなものです。現実世界で言うと、東京駅とか、大阪駅とか、新宿駅とか多くの路線が集合している場所みたいなものです。
プロバイダに行けばありとあらゆるLANに簡単にアクセスできてしまうのです。
プロバイダが多くのLAN(駅)と繋がっているから、世界中のネットワークにいとも簡単にアクセスすることができる――というものになっているのです。
つまり、プロバイダにアクセスすることができれば、インターネット上にあるあらゆる情報が見れるということになります。
もしプロバイダがなければ、皆さんは世界中のLANと物理的にネットワークをつなぐ必要があります。そんな面倒なことは誰もしたくありません。だからプロバイダが必要なんです。
では、そんなプロバイダはどのような基準で選定すれば良いのでしょうか。以下で解説していきます。
まずは月額料金で比較してみましょう。プロバイダと言っても様々な会社がありますから、月額料金が倍くらい違ったりすることもあります。
例えばフレッツ光を契約している場合はエキサイトなら月額500円ですがBIGLOBEなら月額1200円もします。たかが700円ですが、12ヶ月で8,400円差になります。8,400円もあればちょっと良いお寿司が食べれそうです。
バックボーンとは背骨のことですが、これは基幹回線網のことです。大手プロバイダは光回線をNTTなどから借りて自らネットワークを構築しています。そのため、利用者が多くても回線が混雑することなく通信速度が安定しやすい傾向にあります。
逆に出てきて間もないプロバイダなどはバックボーンがしっかりしていませんので、利用者が増えてしまうと通信が切断されてしまったり、遅延したりすることもあります。
光コラボ解禁以降急激に利用者が増えたYahoo!BBなどは「遅い」という口コミが多いですが、これは利用者の増加に伴うバックボーンの強化が間に合っていないためです。
例えば長い間ずっと日本のプロバイダの頂点にいるOCNは非常に強いバックボーンを持っています。その他にもNURO光を運営しており、速度に対して徹底的なこだわりを持つソネット、ビッグローブやniftyなどの老舗プロバイダはやはり比較的太いバックボーンを持っています。
バックボーンなんて言っても多くの人はそんなことを気にせず契約しますから、プロバイダとしても契約者を増やすために独自のわかりやすいサービスを提供しいています。
例えば、インターネットの出張サポートや見守りサービスなど、プロバイダによって様々なサービスを提供していますので、自分に合うサービスがあるならそのプロバイダを選んでも良いかもしれません。
さて、それでは上記を踏まえた上でおすすめのプロバイダをご紹介していきたいと思います。
ソネットはソニーネットワークコミュニケーションズが提供するプロバイダです。同社は世界最速のFTTHであるNURO光を運営していることもあり、高い技術力を持ち速度に対して絶対的なプライドを持っています。
最速を謳うNURO光を販売するために、「ソネットは速い」というブランドを保たなければいけませんから、速度やサービスに関しては申し分がないです。
ソネットが使える回線・・・フレッツ光、ソネット光、NURO光、ドコモ光、auひかり等
OCNはNTTコミュニケーションズが運営する日本最大のバックボーンを持つプロバイダです。
月額料金は少し高いですがNTTという会社のブランドがあるため人気も高く、またサービスも良質であるため長い間人気ナンバーワンのプロバイダとして君臨し続けています。
OCNが使える回線・・・フレッツ光、OCN光、ドコモ光等
ビッグローブは最近になって少し人気を落としましたが2006年に設立されて依頼OCNに次ぐプロバイダとして数えられている大手のプロバイダです。2007年にNTTの運営するぷららに2位の座を奪われましたが、知名度はぷららよりも高いのではないでしょうか。
ちなみにこのビッグローブ、もともとはNECグループでしたが、紆余曲折を経て2017年以降はKDDIの傘下に入っています。
BIGLOBEが使える回線・・・フレッツ光、ビッグローブ光、auひかり、ドコモ光等
エキサイトはJASDAQに上場している会社で、規模としてはこれまで紹介してきた会社には劣りますがとにかく月額料金が安いです。
フレッツ光を使うなら月額料金500円と最安、光コラボのエキサイト光も光コラボの中で最安値クラスです。その分速度が不安定であったりサービスは最低限のものしかなかったりするので、どちらかと言えば質より安さを求める人におすすめのプロバイダと言えるでしょうか。
エキサイトが使える回線・・・フレッツ光、エキサイト光等
これまでフレッツ光が主流だった時代はプロバイダを自由に選択することができましたが、最近は光コラボが主流となっておりプロバイダと光回線はセットで契約することが多いですね。
なんだか縁の下の力持ちみたいになっているプロバイダですが、どのプロバイダを使うかは契約する光回線から選ぶこともできますので、プロバイダ視点で光回線を選んでみても面白いかもしれません。
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