高速で通信を行う手段である光回線ですが、インターネットの契約は考えることがたくさん!
2015年からは「光コラボ」なるものまででてきて、その回線の種類は実に800を超えるとも言われています。
ただでさえインターネットやパソコンに関してわからないことが多いのに、これ以上選択肢が増えると、「どうやって選べばいいの?」と混乱してしまう読者諸君も多いことでしょう。
でもご安心ください!インターネット回線というのは、ポイントさえ押さえておけば簡単に自分にピッタリの回線を見つけられます!
今回は、「光回線契約のマニュアル」と銘打って、光回線を契約する前に注意しておきたい点や、選び方のコツについてご紹介していきたいと思いますので、是非参考にしてみてください!
この記事の目次
そもそもですが、皆さんが契約しようとしている光回線がどのようなものかご存知でしょうか?
――インターネットの口コミなどを見ていると、既に光回線をご利用されている方も光回線についてよく分かっていない方が多いように見受けられます。
簡単に言ってしまうと、光回線とは、「皆さんのご自宅と契約しているプロバイダまでの物理的な距離を解決するためのガラス管」です。
皆さんがパソコンなりタブレット端末なり、スマートフォンを操作してインターネットに接続しようとするときに、プロバイダを経由する必要があります。
さらに詳しく解説するとややこしくなってしまいますので、ここでは「プロバイダまで信号が行けばインターネットに接続できる」ものだと考えてください。
プロバイダとは、ISPとも呼ばれており、国内だけでも複数社存在しています。ですが、プロバイダは皆さんの自宅まで出張してくれるわけではないので、どうしても信号を届けるために物理的な距離が生まれてしまいます。
これを解消する手段の一つとして使用されるのが光回線というわけです。
光回線は「光ファイバー」と呼ばれるガラスなどの素材でできた管の中を「光信号」が移動することで送受信を行います。光は1秒で地球を7周半する速度とも言われますから、そりゃあ速いわけです。
この光ファイバーは皆さんの家庭に一本が割り当てられるのではなく、その回線の契約者全員で共有することになります。
もしたこ焼き器のように「一家に一本」の光ファイバーを敷こうとすると、それこそ億単位のお金が必要になってきます。これを全員で共有することでより安価に利用できるものにしたのが、FTTH(ファイバートゥーザホーム)というサービスです。
光回線は、光信号が通る管であることがわかりましたが、光回線以外の要素にも目を向けてみましょう。
「光通信」ではずっと光信号による通信を行うわけではありません。なぜなら皆さんが操作されているパソコンなどのデバイスが発信するのは「電気信号」だからです。
例えばパソコンやスマートフォンが光信号を直接受信しても、その信号を読み取ることができないのです。
「信号」とは「言語」のようなものですから、機会ごとに話せる(発信できる)言語が違えば、理解できる(受信できる)言語も異なります。 そのため、光信号に入る前、あるいは出たときにその信号をPCやスマートフォンが理解できる信号に変換する必要があるのです。これが「ONU(光回線末端装置)」です。
この一連の流れを伝言ゲームのようなものだと考えればわかりやすいかもしれません。
PCは日本人、光回線はロシア人、プロバイダはアメリカ人だとして、それぞれ母国語しか話せないとします。 ――すると、このままでは伝言ゲームが成り立ちません。ですので、「両方の言語が理解できる人」を間に立たせる必要があります。これがONUです。
このように信号の変換を繰り返し行うことで光通信というものが実現するのです。
さて、そんな光回線にも色々な種類があります。以下では代表的な光回線の種類についてご紹介していきたいと思います。
光回線と言えばNTTのフレッツ光を真っ先に思い浮かべる方が大半ではないでしょうか。
数ある光回線の中でも全国に回線を張り巡らせているのはフレッツ光だけです。 光回線の中でも圧倒的な契約者数を誇り、70%近いシェアを持っています。
ですがフレッツ光の契約者の半分くらいは「光コラボ」の契約者です。 現在フレッツ光を契約するメリットはほとんどなく、この光コラボによる契約がほとんどであると言われています。――これについては後述させていただきます。
光コラボとは光コラボレーションの略で、フレッツ光の回線をソフトバンクやソネットのような「光コラボ事業」に参入する企業が独自ブランドとして販売するシステムのことを指します。
フレッツ光×ソフトバンクなら「ソフトバンク光」、フレッツ光×ドコモなら「ドコモ光」となります。
光コラボ事業に参加している事業主は800にも登ると言われており、つまり、800種類の光コラボがあるということになります。
この光コラボでは、フレッツ光のサービスはそのままに、各社がそれぞれ独自の特典を付け加えて販売を行っているため、その独自特典をしっかり理解して契約すればフレッツ光よりもおトクに光回線を利用することができます。
――例えば、ソフトバンク光の場合はソフトバンクの携帯電話が1台あたり500円~1,000円割引になる特典をつけています。スマートフォンを4台契約していれば毎月4,000円の割引が適用されます。
月額料金はというと、フレッツ光が5,100円、ソフトバンク光が5,200円となりますので、ソフトバンクの携帯電話を1台でも持っているならフレッツ光よりも安いという計算になります。
この他にも、おトクな独自特典は様々ありますので、詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
auひかりはKDDIが提供する光回線です。
フレッツ回線に次ぐシェアを持っており、東海・近畿以外の県で利用できる回線です。
auひかりはその名の通り、auユーザーが割引対象となる光回線であり、テレビCMでもよく聞く「auスマートバリュー」が対象となる回線です。
auスマートバリューは、光コラボで言うところのソフトバンク光と同じような割引が受けられるサービスで、au携帯1台あたり500円~1,000円の割引となります。 これが10台まで適用されるため、家族10人でスマートフォンを持っていれば毎月10,000円の割引になる計算です。
また、後ほど詳しく解説しますが、フレッツ光や光コラボの速度が1Gbpsであるのに対してauひかりは5Gbps、10Gbpsのプランが存在しており、NURO光と並んで世界最速の光回線と言われています。
NURO光は、ソネットが運営するauひかりと並んで世界最速を誇る光回線です。
NURO光はもともとはフレッツ光の「ダークファイバー(予備回線)」として敷かれた回線を利用しており、NTTからソネットがレンタルすることでサービスが提供されています。
フレッツ光と回線は同じものですが、ソネットの高い技術力によってG-PONという接続方式を実現し、通常プランでも最大通信速度はフレッツ光の2倍である2Gbpsを記録しています。
対象エリアは関東・近畿・東海の3エリアのみとなっていますが、とにかく快速のインターネットを利用したいという方におすすめできるのがNURO光です。
ここからはサクサクっと紹介していきたいと思います。
eo光は近畿エリアで関西電力の関連会社であるケイ・オプティコムによって提供されている光回線です。
最大通信速度は1Gbps、フレッツ光とほぼ同じサービスですが、利用者が少ないのでフレッツ光よりも安定した速度を実現しています。 ――auスマートバリュー対象の光回線ですが、それ以外に割引を受けることができないので、「近畿エリアのauユーザー」にはおすすめですが、それ以外の方にはおすすめしません。
コミュファ光はKDDIの関連会社が提供する東海エリア限定の光回線です。
auひかりが近畿と東海で提供していないのは、eo光やコミュファ光の存在があるためです。
コミュファ光もauスマートバリュー対象の回線ですので、auユーザーにはおすすめできますが、それ以外の携帯電話をお使い方にはおすすめできません。
通信速度はフレッツ光と同じく1Gbps、固定電話の契約も必須なので、インターネットのみの契約はできません。
――ただ、固定電話の契約するつもりで、さらに今後10年間くらい東海地方から出ていく予定がないのであれば安く利用することができます。
メガエッグ光は中国地方で提供されている光回線です。
eo光やコミュファ光と同じくauスマートバリュー対象の光回線であるため、auユーザーにとっては嬉しい回線ですが、ソフトバンクやドコモの携帯電話をお使いの場合は光コラボを契約したほうがおトクになります。
メガエッグ光は月額料金も安く地域密着型のサービスであるため、サポートも充実しておりますので、インターネット回線に詳しくない方でも契約しやすいです。 ――ただ、光テレビサービスが利用できないのはデメリットとなります。
ピカラ光は四国エリアで提供されている光回線です。
こちらもauスマートバリュー対象の回線となっており、eo光やコミュファ光の四国版といったところです。 ピカラ光は月額料金が安いので、結構おすすめの回線ではあるものの、au以外の携帯電話をお使いの方は割引が受けられない分損をすることになってしまいます。
UCOM光は少し特殊な光回線となっており、大規模なマンションに提供される光回線です。
――つまり、大家さんが契約するような回線です。なので一般消費者たる読者諸君にとってはあまり馴染みのない回線かもしれません。
マンションを契約するときにUCOM光がデフォルトで入っていれば利用することもできますし、逆に住人でお金を出し合ってUCOM光を導入することもできます。
――この他にも回線はありますが、冗長になってしまうので本項ではここまでに留めさせていただきたい。 ともかく、色々な種類の光回線があることがおわかりいただけたかと思います。
光コラボに関しては800社も参入していれば「ボッタクリ」の回線も存在するため、しっかり選び方を把握した上で光回線を選ぶようにしましょう。
それでは、以下では光回線の選び方のコツについて解説していきたいと思います。
結論から先に言ってしまうと、光回線は以下のポイントに気をつけて契約するようにしたいです。
「え?これだけ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれないが、これだけです。これさえ抑えておけば間違いない。 本項では、これら5つのポイントについて詳しく解説していきたいと思います。
先程も少し触れたが、いかに光回線の月額料金が高くてもその差はせいぜい数百円程度です。
しかし、割引の額は条件次第で数千円の単位になってきます。 ――つまり、この割引をうまく活用して契約することで、よりおトクに光回線を利用することができるのです。
割引の種類には様々なものがあり、例えば毎月ポイントが付与されるものもあれば、電気料金とセットで割引されるものもある。 ――が、この中でも断トツで割引額が大きいのは、携帯電話とのセット割引です。
例えば@nifty光という光コラボがありますが、この回線では電力自由化によって誕生した「@niftyでんき」とセットで契約することで毎月200円の割引が受けられます。
200円。ちんけな数字である。
一方、ドコモの携帯電話を家族で契約されている場合、最大で毎月3,500円の割引が適用されます。その差3,300円。
このように、携帯電話とのセット割引はかなり大きい額が割引されることになります。
もちろん、ソフトバンク、ドコモ、au以外の携帯電話でも割引になる回線は存在します。
つまり、光回線は携帯電話に合わせて契約するのが吉です。
詳しい比較については以下の記事で行っておりますので、是非参考にしてください。
続いてのポイントは速度の問題です。
光回線だからといってなんでもかんでも速いというわけではなく、プランによって通信速度が変わってきます。
また、各回線の公式サイトを見ると「最大1Gbps」や「最大300Mbps」などといった表記がされています。 ここで気をつけたいのは、この表記はあくまで理論上の最大値であり、実際の速度は10分の1程度になるということ――。
つまり皆さんが実際に使用するときには、300Mbpsの回線なら30Mbps、1Gbpsの回線なら100Mbps程度になるのです。
ただ、人によっては30Mbpsですらオーバースペックであることもあります。 ――というのも、Youtubeの視聴でも5Mbps程度の速度があれば十分ですし、ネットサーフィン程度であれば10Mbpsもあれば十分なのです。
Netflixのような動画配信サービスを利用していて、インターネットを使って頻繁に動画をダウンロードする場合やオンラインゲームをする場合はできるだけスペックが高いほうが安心ですが、それでも50Mbpsもあれば十分快適なはずです。
そのため、今後のことも考えるとできれば「最大1Gbps」の回線で契約しておきたいですね。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください!
続いて、月額料金についても比較してみましょう。
先程「割引のほうが重視すべき」だと言いましたが、割引を重視した上で月額料金についても比較しておきたいです。
――というのも、携帯電話による割引が受けられる回線は複数存在するのです。
例えばソフトバンクの携帯電話をお持ちの場合は「ソフトバンク光」と「NURO光」が対象となります。 これらをまとめてみると、以下の表の通りになります。
割引対象 | 回線名 | 月額料金 | 3年間の総額 |
---|---|---|---|
– | フレッツ光 | 5,100円~ | 185,400円~ |
エキサイト光 | 4,360円 | 156,960円 | |
ソフトバンク | NURO光 | 4,743円 | 170,748円 |
ソフトバンク光 | 5,200円 | 187,200円 | |
ドコモ | ドコモ光 | 5,200円 | 187,200円 |
au | auひかり | 5,100円 | 180,000円 |
ソネット光 | 4,500円 | 166,200円 | |
eo光 | 2,953円 | 154,308円 | |
コミュファ光 | 3,940円 | 165,876円 | |
BBIQ | 3,400円 | 150,200円 | |
メガエッグ光 | 4,000円 | 168,000円 |
※フレッツ光はプロバイダをエキサイトにした場合の料金
――また、上記は戸建てタイプの料金であり、マンションタイプの場合はまた安い回線が変わってくるので、詳しくは以下の記事を参考にしていただきたい。
次に気をつけておきたいポイントは、工事費や違約金についてです。
光回線を新しく契約する場合には宅内に回線を引き込むための工事が必要になります。
この工事費については、「実質無料」になる場合もありますが、有料である場合もあります。 工事費が割引にならない場合は、10,000円~30,000円程度の初期費用を支払う必要がありますので、これは大きなデメリットとなります。
また、工事費が実質無料になる場合でも、「手切れ金無しで解約できるのはいつになるのか」ということは注意して見ておきましょう。
「工事費実質無料」というのは、工事費を分割で請求して、その工事費の分割分を毎月利用料から割引するというシステムになっているため、工事費を払い終わる前に解約をしてしまうと残債を一括で支払う必要があるのです。
また、光回線は更新月以外の解約には違約金が発生してしまいます。この更新月と相まって、例えばauひかりの場合は解約手数料を支払わずに解約できるのは契約から6年が経った頃になります。
――このせいで「違約金ビジネス」なんて揶揄されるくらいです。詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
光回線の契約ではキャッシュバックを受け取ることができます。
契約する回線によってキャッシュバックの額は様々ですが、だいたい1万円~3万円程度のキャッシュバックが出ることが多いです。 例えば、当サイトから回線を申し込んでいただくと、条件次第では最大8万円のキャッシュバックを受け取っていただけます。
また、既に光回線を契約されている方の場合は工事費や違約金を販売代理店や回線業者が負担してくれたりもします。 当サイトの場合は、キャッシュバックや違約金負担などを合わせれば総額で214,000円まで還元させていただくことが可能となっています。
――このように、他の販売代理店や家電量販店で契約する場合にもキャッシュバックが受け取ることができるので、もらえるものはもらっておきましょう!
光回線を契約するためには、何を準備しておくと良いのでしょうか?
開通後、すぐにインターネットを利用するためには以下のようなものを用意しておく必要があります。
光回線の仕組みを解説したところでも紹介しましたが、光回線があればインターネットに繋がるわけではなく、PCからの信号を光回線まで運ぶ必要があります。 ――そのため、そこまで信号を運ぶためのケーブルが必要になるわけですね。
また、複数機器で接続する場合や、スマートフォンやタブレット端末でインターネットに接続する場合は無線LANを飛ばすルーターも用意しておかなければいけません。
詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
光回線を契約する上では、特別に住民票などが必要になることはありません。
強いて言うなら支払い口座やカードの番号くらいでしょうか。
インターネットから申し込みをする場合は、手順に従うだけですし、特にややこしい手続きをするわけではありません。 ただ、フレッツ光から光コラボに乗り換える場合は少し特殊な手続きを踏む必要があります。
光回線の契約方法については、以下の記事でまとめておりますので、参考にしてみてください。
さて、ここまで読んでいただいて、まだ迷っておられる方は、「本当に光回線を契約してデメリットってないの?」などと考えておられることでしょう。 そうでなかったとしても、光回線の種類ごとにデメリットがありますので、後悔しないために是非チェックしてから再度考え直してみましょう。
光回線が出てくる前に主要だったインターネット回線はADSLでした。このADSLに比べて圧倒的に速くて安定した速度で通信が可能になった光回線ですが、やはり料金面では光回線のほうが高いです。
どれくらい料金に違いがあるかというと、例えばYahoo!が提供するADSLの場合は1,801円です。光回線ならマンションタイプなら3,800円、戸建てタイプなら5,000円くらいが相場ですから、毎月だいたい2,000円~3,000円くらいの差があるわけですね。
――ただし、前述した通り光回線には割引が適用されますから、月額料金の差が覆るくらいの割引が適用される可能性だってあります。そのため、一概にADSLのほうが圧倒的に安いとも言えないような状況です。
また、速度面で言うと光回線のほうが圧倒的に速いですし、ADSLは伝送損失が大きいため速度が安定しなかったりもすることを考えるとやはり光回線のほうがおすすめできます。
光回線の比較対象となるのは、最近だとポケットWi-Fiでしょうか。
これだけスマートフォンが普及した社会ですから、デスクトップ型のPCをお使いの家庭というのはだんだんと減ってきています。
ポケットWi-Fiなら持ち運びは容易ですし、スマートフォン、ノートパソコン、タブレット端末で接続することができますから、利便性で言えばWi-Fiのほうが高いかもしれません。
例えば筆者のように、ノートパソコンを持ち歩いており、喫茶店で記事を書いたりするような生活スタイルなら光回線よりもポケットWi-Fiのほうが合っているかもしれません。
ただ、Wi-Fiの場合は割引が適用されませんし、月額料金も光回線と同じくらいします。 また、Wi-Fiは一定量の通信を行うことで速度制限がかかってしまいますから、主に宅内でインターネットを利用するのであれば、光回線のほうがおトクでしょう。
速度という観点から見ても、ポケットWi-Fiは電波を使用する通信である分非常に不安定です。だんだんと改善はされているものの、天候や周囲の環境によって通信速度が著しく低下する場合もあります。
続いては、各光回線のメリット・デメリットをまとめていきたいと思います。
上記でご紹介しきれなかった分も含めて触れていきたいと思いますので、是非参考にしてください!
まずは光コラボのデメリットから整理していきたいと思います。
光コラボのメリットはなんといっても、豊富な割引です。携帯電話の割引が圧倒的におトクですが、それ以外にも様々な割引が適用されるので、例えば携帯電話を持っていない方でもおトクに光回線を利用することができます。
また、フレッツの回線であるため「フレッツ光TV」のサービスを利用できることもメリットです。光テレビは、テレビのアンテナ無しで地デジやBSを視聴することができますから、特に戸建てにお住まいの方は家の景観を崩さずにすみます。
一方で、デメリットとしてはその利用者の多いため、回線が混雑しやすいところにあります。
光ファイバーの伝送速度は1本で100Tbps(1000Gbps)もあると言われていますが、フレッツ光の契約者数は2000万を超えます。これだけの人がインターネットを一気に利用するとどうしても混雑ポイントというものが生まれてしまいます。
そのため、他の回線に比べて速度が出にくいというデメリットがあります。――例えば、auひかりやNURO光は平均して300Mbps程度の速度で通信ができますが、フレッツ光や光コラボの場合は平均で100Mbpsないくらいの速度です。
前述した通り、50Mbpsもあれば十分快適にインターネットを利用できるのですが、もし複数デバイス(家族数人)でインターネットに接続する場合はやはり速度にある程度余力を残しているほうが安心できます。
続いてはフレッツ光・光コラボの次に契約者が多いauひかりのメリット・デメリットを整理していきましょう。
まずはメリットですが、フレッツ光に比べて回線が混雑していませんので、速度が出やすいという点。また、5Gbpsや10Gbpsのプランもありますので、速度面で不安はありません。 インターネットヘビーユーザーでも十分満足できるくらいの速度が期待できます。
一方で、auの携帯を持っていないと割引が適用されない点、「違約金ビジネス」よ揶揄されるくらいの解約料金の高さはデメリットとして挙げられます。 auひかりは工事費の分割回数が他の回線の2倍になっており、例えばソフトバンク光の場合は24回であるのに対してauひかりは60回になっています。
また、違約金も他の回線に比べて高額であるため、6年以内に引っ越しの可能性がある場合にはとてもおすすめできるものではありません。
auひかりは一度契約してしまうと、長期間に渡って縛られることになるため、生半可な気持ちでは契約しにくい。これが決定的なデメリットです。
NURO光はフレッツ光のダークファイバーをソネットが改良して提供されているため、通常プランでもauひかりやフレッツ光の倍の速度、最大2Gbpsでの通信が可能はハイスペック回線です。
やはり速度面ではNURO光の右に出る回線はないです。また、月額料金も4,743円と他の光回線に比べてリーズナブルな料金となっていることもメリットですね。
デメリットとしては、提供エリアの狭さと、ソフトバンク(Yモバイル)ユーザーしか割引を受けられない点です。
また、ひかりTVサービスも関東でしか利用できないため、近畿東海のユーザーにとっては少し不便かもしれません。
NURO光はソフトバンクのユーザーが割引を受けられる回線ですので、関東に住んでいてソフトバンクユーザーなら迷わず契約して良いと思いますが、関西・東海エリアのユーザーはひかりTVサービスが開始するまで待つなどしたほうが良いかもしれませんね。
その他のeo光、コミュファ光、ピカラ光、BBIQ、メガエッグなどの回線は、auユーザーが割引になるプランですが、auの携帯を持っていなければ割引が適用されません。
その分、フレッツ光回線に比べて回線が混雑していないので、比較的速度が出やすいです。これはauひかりと同じですね。
――そのため、eo光とコミュファ光以外は「auひかりとどちらの回線にしようか」ということで悩むことになると思いますが、これは完全に好みです。
auひかりは速度に不満があれば5Gbps、10Gbpsに切り替えれば速度が速くなりますし、料金が安いのはピカラ光やビビック光のようなエリア限定回線の強みです。
そのため、皆さんが料金と速度どちらを重視するかで決めると良いかもしれませんね。
さて、ここまで最も有名な光回線であるフレッツ光に触れてきませんでしたが、それにはわけがあります。
理由は単純明快「契約する価値がないから」です。
当サイトの熱心な読者諸君であれば既にこの手の文章は読み飽きたかもしれないが、フレッツ光は割引も適用されなければ光コラボと回線速度は変わらず、さらに月額料金も高いと良いところがない。
NTTとしても、2015年の光コラボ解禁以降、「自社で顧客を獲得する」ことを辞め、回線卸業者としての方針に切り替えています。NTTとしてもこれ以上申し込みしてこなくていいのに申し込みをしてくる人が絶えないといった感じなのでしょう。公式HPでも光コラボに乗り換えるように勧めています。
だが一方で、インターネットに関する知識が乏しい方々は「フレッツじゃないと安心できない」――と、フレッツ光を契約し続けているような状態です。
実際フレッツ光と光コラボと内容は変わらない。料金や割引の差しかないのに――。
考えてみて欲しい、皆さんは、水が飲みたいのに「水がどのグラスに入っているか」ということを気にするだろうか。
Aというグラスは六甲山の水が入っている。売っているのはNTTで一杯200円。 Bというグラスにも六甲山の水が入っている。売っているのはソフトバンクで一杯100円。
どちらの水も温度、純度、安全性、おいしさ、量全て同じだ。 ――同じ水なら安いほうが良いに決まっている。今フレッツ光を契約しようとするのは、Aというグラスの水を飲むのと同じことなのです。
しかも、そんなにNTTが好きならNTTの関連会社が提供する光コラボだってある。OCN光やぷらら光、ドコモ光は全てNTT関連会社が提供する光コラボです。 もちろんフレッツ光を契約するよりも、これらの光コラボのほうがおトクなのだから、わざわざフレッツ光を契約しにいくメリットなど皆無なわけです。
――さて、だいぶ長くなってしまったが、光回線の選び方はご理解いただけただろうか。
ここで解説してきた選び方は、より安く、皆さんのインターネット利用状況に合っている回線を選択するためのものであるため、本頁を参考にしていただければご自分でピッタリの回線を選ぶことができるはずです――。
しかし、「いや、何を言っているかさっぱり頭に入ってこない。」――と思われる方も一定数いらっしゃることでしょう。 インターネット回線は非常に複雑になっていますから、初めての光回線を契約するのであればなおさら理解できなくて当然だと思います。
そのため、SNSやインターネットを使いこなす若い世代ですら、トンチンカンな光回線の選び方をしているのをよく目撃します。 この記事を読んでいただいているあなたが、これまで長い人生を歩んでこられたのであれば、なおさら理解しにくいことでしょう。
そんな皆さんの声から生まれたのが、フレッツ光ナビのコンシェルジュサービスです。
当サイト、フレッツ光ナビではこれまで様々な回線を比較し記事を書いてきました。 この知識を役立てんと開始したのがコンシェルジュサービスです。
皆さんのお住まいのエリア、お使いの携帯電話、インターネットの利用状況などをお伺いさせていただき、適切な回線を無料でご提案させていただくサービスとなっており、WEB申し込みあるいはお電話一本でご相談を受け付けております。
聡明な読者諸君は「なぜ無料なんだ。怪しいやつめ!」――などと疑惑の目を向けられるかもしれないが、回線業者に紹介料として運営費をいただいておりますので、大切な読者たる皆さんに負担を強いるようなことは一切ありません。
それでも疑念を晴らしていただけないというのであれば、誠に遺憾であるので、事態を重く受け止め可及的速やかに対策を講じる必要がありそうだ――。ご提案の趣旨をふまえ、鋭意努力いたします。
国会ジョークはさておき、どんなに些細なことでもご相談に乗らせていただきますので、是非下記からお問い合わせいただければと思います。
当サイトから光回線をお申し込みのお客様に適用されるプレゼントキャンペーンの商品は、iPadやREGZA、AQUOSなどの人気商品を始め、Nintendo Switch・PS4・PS VITA・PSP・PlayStation VRなどのゲーム機、タブレットやノートPCなどパソコン、液晶テレビ、一人暮らしに最適な炊飯器・冷蔵庫・洗濯機など、お客様のお申込み方に合わせてたくさん用意しております。
フレッツ光はエリアによって、サービスや料金が異なります。
詳細は下記の都道府県のリストをご確認の上で、お住まいのエリアを選択しお進み下さい。