2015年。光コラボが解禁されて以降、NTTフレッツ光回線の卸売が可能になったことから、インターネット回線事業は誰でも参入できるようになりました。
しかし、その反面、強制的にオプションなどを付ける悪徳業者などが急増してしまい、トラブルが急増。これにより国民生活センターへの相談件数は急増することになります。
光コラボに関する相談件数は2014年には361件でしたが、2015年には12,918件にまで増加、2017年には13,853件もの相談があったそうです。
2018年となった現在も光コラボ関連のトラブルは相次いでおり、2018年の8月には国民生活センターも「光コラボの勧誘にあってもすぐに契約しないように」と注意喚起をしています。
ただ、なんでもかんでも「光コラボは悪」ということではありません。 中にはしっかりと我々消費者にとってメリットがあるサービスを提供している事業者も存在します。――では、どのようにして悪質な光コラボ事業者を見抜けばいいのでしょうか。
以下では、悪徳光コラボ事業者にだまされないために気をつけるべき注意点と対処方法についてご紹介していきたいと思います。
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国民生活センターに報告されているだけでも毎年1万件を超えているため、実際にだまされている人はもっと存在しているかもしれません。
実は、この悪徳光コラボ事業者による詐欺まがいの営業は、高齢者を中心に行われており、被害にあった方の約半分は60歳以上であることがわかっています。
引用：国民生活センター
これは電力自由化詐欺などと同じ手法ですね。インターネット回線の料金は工事費や月額料金、独自の割引システムなどややこしいものが多く、こういった料金体系になじみが深い若い世代でも理解できてないことが多いです。
悪徳な業者はこのわかりづらさを利用して「今より月額料金が安くなりますよ」などと言ってだまそうとします。 ところが、いざ契約してみると確かに月額料金は安くなっているかもしれませんが、オプションなどによって結果として高くなってしまうケースがあるのです。
また、インターネット回線は販売代理店が間に入っていることも消費者の混乱を招いています。
代理店の中には、消費者である我々の合意なしに勝手にオプションをつけるようなところもあり、これが光コラボ全体の印象が悪くなっている原因です。
――こういった悪徳業者が広まっているとはいえ、フレッツ光を使うよりも光コラボの方がお得であることには変わりはありません。 しかし、注意するべきポイントがわからないと良いか悪いかの判断が難しいですよね。 光コラボに乗り換える際には「光回線契約マニュアル」などを参考にするなどして、しっかり情報収集するようにしてください。
それでは以下では上記を踏まえた上で悪徳光コラボの勧誘にだまされないために注意しておきたいポイントについてご紹介していきます。
まず、注意してほしいことは、「NTT関連会社のものです――。」などと、あたかもNTTの人間かのように振る舞ってくるパターンです。
光コラボは確かにNTTのフレッツ光と中身は同じですが、販売会社は異なります。例えば、スーパーでトマトを売る時に、「うちで売っているトマトはNTT農園で栽培されたトマトです。」と言うことはあっても、「うちのスーパーは○○農園の関連店舗です」なんて言わないですよね？
特に代理店の場合に「NTTの関連会社の～」と名乗る場合が多いようです。はっきりと会社名を名乗らないということは、何か裏があると考えましょう。
怪しいと思ったらすぐに会社名を聞いて調べてください。コラボ事業者一覧はNTTの公式ページから確認することが可能です。
「光コラボレーションモデル事業者様」及び「お取り扱いサービス」一覧 – NTT東日本
次に電話営業でも訪問営業でもその場で契約を決めないようにしましょう。
営業を受けたタイミングというのは、新しい情報が入ってきたばかりで頭の中の整理がついていない状況だと思います。どんなに頭が良い人でも必ず判断力が鈍ります。 そのため、必ず一呼吸おいてから決断するようにしましょう。
電話で勧誘を受けた場合には「急ぎの用事があるので、後でかけ直す」などと言って自分で調べる時間を作ってから改めて話を聞くことも大切です。
いったん時間を置くことで、相手の電話番号や会社名を控えることもできますし、冷静に判断ができるため詐欺の防止にもなります。
悪徳な業者は事実とは異なる情報を与えてきます。例えば、「フレッツ光は光コラボに乗り換えなければいけません」といったような文言には注意が必要です。
まず、フレッツ光は今の所使用し続けることはできます。 確かに乗り換えた方がお得ですが、それは義務ではありません。次に、フレッツ光のサービスが終了する予定は現時点ではありません。 3年にはADSL（アナログ回線）が終了することが発表されていますが、「乗り換えなければいけない」ということはないのです。ADSLの場合は、2023年までに乗り換えなければインターネットに接続できなくなるということなります。
「フレッツ光を転用するだけで中身は変わらずに料金が安くなります。」
光コラボ事業者はこう言いますが、転用はプランの変更のようにお手軽なものではありません。光コラボは契約先まで変わりますし、一度転用してしまうと二度とフレッツ光に戻すことはできなくなります。
光コラボについて熟知している読者の方なら、「わざわざフレッツ光に戻すメリットはないでしょ」と思うかもしれませんが、フレッツ光というブランド名が気に入っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみに、光コラボから別の光コラボに乗り換えることはできるので、安心していただきたいです。
光回線というものは非常にオプションが多い商材です。これを利用して、荒稼ぎをしようとする悪徳光コラボ事業者も中には存在しており、同意もなしに当たり前のようにオプションをつけてくることがあるようです。
この手の被害にあわないためには、契約書によく目を通して確認する他ありません。 光回線の契約には「オプション加入でキャッシュバック」といったものもあるためここでも注意が必要です。 この場合、「キャッシュバックがほしい」という発言が「オプションに加入します」と捉えられてしまう可能性があります。 キャッシュバックの受給条件については事前によく注意しておくようにしましょう。
また、ソフトバンク光のように携帯電話とのセット割引を受けるためにはオプションの加入が必須になる場合もあります。割引を受けるためにはどのような条件が必要になるのかについても把握しておくようにしましょう。
最終的にはどのような契約であっても契約するのは皆さん自身です。 たとえ相手に非があったとしても、契約してしまったら自己責任ということです。
よく面倒だからといって目も通さずに契約を交わす人達もいますが、自分が契約するものくらいは内容を理解した上で契約するようにしましょう。 厳しい言い方かもしれませんが、だます方も悪いですがだまされる方も悪いのです。
いくら注意をしていても悪質な勧誘をしてくる業者は、言葉のプロです。冷静な判断ができずに、契約してしまってから詐欺に気づくこともあると思います。少しでもおかしいと思ったらすぐに契約解除の手続きをしましょう。
基本的には工事完了日までであればキャンセルは可能です。
すでに工事をしてしまった場合は、工事費の支払いは必要になりますが初期契約解除制度というものが利用できます。
この制度は、契約書面の受領日を初日とする8日間が経過するまでは、電気通信事業者の合意なく利用者の都合のみにより契約を解除できるというものです。工事費は発生してしまいますが、解約違約金の支払いが不要になります。
インターネット回線に関する情報は様々なところで得られます。 例えば、当サイトでも光コラボの選び方やおすすめの光コラボについてご紹介していますし、他にも様々なサイトが存在します。
悪徳業者の営業マンは恐らく契約をとるために聞こえの良いことしか言わないでしょうから、営業マンに頼らず当サイトのような解説サイトや信頼できる他の誰かに相談するようにしましょう。
当サイトから光回線をお申し込みのお客様に適用されるプレゼントキャンペーンの商品は、iPadやREGZA、AQUOSなどの人気商品を始め、Nintendo Switch・PS4・PS VITA・PSP・PlayStation VRなどのゲーム機、タブレットやノートPCなどパソコン、液晶テレビ、一人暮らしに最適な炊飯器・冷蔵庫・洗濯機など、お客様のお申込み方に合わせてたくさん用意しております。
フレッツ光はエリアによって、サービスや料金が異なります。
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