ケータイもそうなんですがインターネットの回線とかプロバイダって、「驚きの○○bps!」とかって書いて「どや!メッチャ速いやろ!!」ってうたい文句でやってくると思うのですが、「えー!ホントにそんな速い???」って疑問に思ったりしますよね?そこで、ここではいろんな通信速度測定ツールを使って実際のところをチェックしてみたいと思います!!!
この記事の目次
NTT西日本のフレッツ隼の場合、「フレッツ光史上最高スペック!通信速度1Gbps」、という表示になっていますが、これがよくわかりませんね。 インターネットに詳しくない方から見ると「Gbps」ってなんぞ??と思うでしょう。
「Gbps」は「ギガビットパーセカンド」と読みます。略称なので正しくしつつわかりやすく表にすると以下のようになります。
省略記号 | 正式 | 読み | 意味 |
---|---|---|---|
G | Giga | ギガ | 1000×1000×1000倍 |
b | bit | ビット | データ量の単位 |
p | per | パー | あたり(この場合は1秒当たり) |
s | second | セカンド | 1秒 |
ということで、「bps」というのは「1秒あたり転送可能なビット数」という単位なんです。 8ビット=1バイトで、バイトは、エクセルとかテキストファイルとか右クリックして、「プロパティ」とかでみれるやつです。「9.48 KB (9,713 バイト)」とか書いてある単位です。 逆に言えば、1Gbpsだと、1000/8=125MB(メガバイト)のデータを1秒で送れるんですね!大きな画像ファイルを一瞬で送れるのはすごいですね!
G(ギガ)、よくある、K(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)の一つで、以下のような倍率になります。
単位 | 読み | ビットからの量(※) |
---|---|---|
K | キロ | 1000倍 |
M | メガ | 1000×1000倍 |
G | ギガ | 1000×1000×1000倍 |
というわけで、bpsの意味が分かったところで、各サービスの通信速度を見てみましょう。固定回線だけで比較してもピンときませんから、
の4種類の最大通信速度の出るサービスを比較してみたいと思います。
回線タイプ | サービス名 | 受信(下り) | 送信(上り) | 速度制限 |
---|---|---|---|---|
固定光回線 | フレッツ光ネクストスーパーハイスピードタイプ隼(西日本) | 1Gbps | 1Gbps | × |
フレッツ 光ネクスト ギガスマートタイプ(東日本) | 1Gbps | 1Gbps | × | |
auひかり ホーム | 1Gbps | 1Gbps | × | |
固定ADSL | イー・アクセスのADSL | 50Mbps | 5Mbps | × |
ケータイ | docomo LTE xi(クロッシィ) | 150Mbps | 37.5Mbps | ○ |
au 4G LTE | 100Mbps | 25Mbps | ○ | |
SoftBank 4G LTE | 112.5Mbps | 25Mbps | ○ | |
モバイルデータ通信 | EMOBILE 4G | 110Mbps | 10Mbps | ○ |
WiMAX2+ | 110Mbps | 10Mbps | ○ | |
WiMAX | 40Mbps | 15.4Mbps | × |
※すべてベストエフォート方式による最大値の表記。2014年6月23日現在の各社のサイト参照。
先の表ではフレッツの中でも最速のサービスを挙げましたが、現在主に一般的に利用されているフレッツ光のサービスの通信速度は以下のようになっています。
東日本 | |||
---|---|---|---|
タイプ | プラン | 下り | 上り |
戸建て | フレッツ光ネクスト ギガファミリー | 1000Mbps(1Gbps) | 1000Mbps(1Gbps) |
フレッツ光ネクスト ハイスピードファミリー | 200Mbps | 100Mbps | |
集合住宅 | フレッツ光ネクスト ギガマンション | 1000Mbps(1Gbps) | 1000Mbps(1Gbps) |
フレッツ光ネクスト ハイスピードマンション | 200Mbps | 100Mbps | |
フレッツ光ネクスト マンション | 100Mbps | 100Mbps | |
Bフレッツ マンション | 100Mbps | 100Mbps |
西日本 | |||
---|---|---|---|
タイプ | プラン | 下り | 上り |
戸建て | フレッツ光ネクスト スーパーハイスピード隼ファミリー | 1000Mbps(1Gbps) | 1000Mbps(1Gbps) |
フレッツ光プレミアム ファミリー | 100Mbps | 100Mbps | |
集合住宅 | フレッツ光ネクスト スーパーハイスピード隼マンション | 1000Mbps(1Gbps) | 1000Mbps(1Gbps) |
フレッツ光ネクスト マンション | 100Mbps | 100Mbps | |
フレッツ光プレミアム マンション | 100Mbps | 100Mbps |
※すべてベストエフォート方式による最大値(Mbps)の表記。2014年6月23日現在の各社のサイト参照。
bpsがわかってもいろいろ気を付けなければならないことがあるので注記します。
先ほどの表の通り、NTTのフレッツ光の場合は、西日本なら隼プラン、東日本ならギガスマートタイププランなら1Gbpsでます。
KDDIのauひかりの場合は100Mbpsとなるので、ちょっと見劣りしますね。。。 auひかりでは1Gbpsが通常のプランになりました。5Gbps、10Gbpsのプランも出てきましたので、フレッツ光に比べると圧倒的な速さを誇ります。
ケータイ会社やモバイルデータ通信のベストエフォート方式は一番参考になりません。具体的には、以下に注意が必要です。
ケータイやモバイルWi-Fiなどは測定場所で大きく通信速度が異なるので、ホントに使う場所でどれくらいのスピードがでるのかが重要です。ケータイ会社の最大値は、ホントに特定の都心部における理論値となっており、そもそも使いたい場所では電波1本なんてケースもあると思います。また、光回線にも共通して言えることですが、みんなが使う時間帯は通信速度がかなり遅くなります。
帰宅時間の電車内なんかがわかりやすくて、昔は一番使いづらかったです。(現在は、いろんな記事でたたかれているうちにケータイキャリアが各駅にWi-Fiを設置して、Wi-Fiがある場合はそちらを利用するに端末にデフォルトの設定を入れるようになったので、かなり使いやすくなっています)今も、地下鉄で完全Wi-Fiになっていなければ、駅間の間など、いきなり通信が切れたり、ウェブブラウジングが遅くなったりすると思います。
次に端末ですが、端末によってベストエフォート方式の数値が出るものと出ないものがありますが、スマホなんて顕著ですが、端末によって速度が違います。
最後にクリティカルなのが、データ上限です。モバイル系の通信サービスには、最近上限の通信データ量があって、イーモバイルなどの場合は7GBが上限で、上限超えると、128kbpsになります。休みの日に動画見すぎるとすぐに7GBなんて突破します。128Kbpsはどれくらい遅いかというと、文字だけのサイトを開くのにも数分の時間がかかるくらいに遅いです。当サイトのように画像もあるサイトであればさらに読み込みに時間がかかってしまいます。 一方で最近はソフトバンクのギガモンスターなど、大容量通信の契約もできるようになってきました。50Gbpsを1ヶ月で使いきるには結構なインターネットヘビーユーザーでなければできないので、すぐに制限がかかってしまいそうな方は携帯のプランを見直してみるのも良いかもしれませんね!
「受信」とありますが、これはブラウザでURLをたたくと
の「2」のほうです。ウェブページに画像がたくさんあったり、動画を閲覧したりということが多い場合に気にある指標です。ほとんどの人はこちらが気になると思います。
「送信」とありますが、先ほどの「下り」の例だと「1」に該当しますが、より重要な場面は以下のようなときです。
自分のパソコンとかスマホとかの端末からインターネットのどこかにあるサーバーアップロード(送信)する行為ですね。最近だと、SNSに写真をアップロードしたり飲み会の写真を会社の同僚に共有したりと結構使いますよね?
フレッツにしろauひかりにしろ、イーモバイルとかWiMAXとか、ドコモ、au、ソフトバンクと、固定回線、モバイルWi-Fiサービス、ケータイ会社の回線どれをとっても、「ベストエフォート方式」って言葉が並んでいてよくわかりませんね・・・。
ベストエフォート方式は読んで字のごとくで、「一番良い環境での場合の技術的な理論値を表記し、それに近づけるために最大限の努力をします」ということなんですね。 「まさか・・・」とお思いのみなさんは予知力が高いですね!早速、以下で、理論値と実測値の差を見てみましょう!
というわけで、早速、各サービスについて診断していきたいと思いますが、まずは診断ツールの紹介から入ります。
そののちに、
と比較していきたいともいます。(すみません、、、これが私のまわりに取り急ぎあった回線なので勘弁してください・・・)
「インターネット 速度 計測」なんて感じでググるとたくさんの実測ツールが出てきますが、ここでは以下のツールをそれぞれ利用してみたいと思います。
ツール名 | 下り | 上り |
---|---|---|
NTT東日本の速度測定ツール | ○ | × |
USENの速度測定ツール | ○ | × |
BNRスピードテスト | ○ | ○ |
Speedtest.net by Ookla | ○ | ○ |
RBB TODAYのスピードテスト | ○ | ○ |
下の二つの「Speedtest.net」と「RBB TODAY」は、「ケータイ会社の山の手線一周してiphoneの通信速度比較してみた」っていうような記事で利用されている通信速度測定ツールなので、わりと信憑性があるかと思います。あと、NNT東日本とかUSENのツールは上りの測定に対応していないので、ちょっと片手落ちな感じですね。。。なお、BB TODAYのスピードテストは、「東日本にお住いの方最適」という「ADSLや100MbpsまでのFTTHサービスご加入の方」というところのツールを利用しました。
だいたい、深夜12時前後に計測した数値です。おそらく家でも、もっとも多くの人が利用している時間帯ではないでしょうか?そして、ケータイのインターネットが遅くてイライラする時間帯でもあると思います。
ツール名 | 下り | 上り | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
フレッツ光 | docomo | WiMAX | フレッツ光 | docomo | WiMAX | |
公表値 | 100Mbps | 100Mbps | 40Mbps | 100Mbps | 37.5Mbps | 15.4Mbps |
NTT東日本の速度測定ツール | 86.06Mbps | 8.77Mbps | 10.45Mbps | ― | ― | ― |
USENの速度測定ツール | 83.87Mbps | 3.41Mbps | 6.25Mbps | ― | ― | ― |
BNRスピードテスト | 95.98Mbps | 4.86Mbps | 0.98Mbps | ― | ― | ― |
Speedtest.net by Ookla | 85.74Mbps | 3.23Mbps | 16.17Mbps | 94.92Mbps | 0.27Mbps | 2.23Mbps |
RBB TODAYのスピードテスト | 80.37Mbps | 3.17Mbps | 24.08Mbps | 94.44Mbps | 0.25Mbps | 1.98Mbps |
下りも上りもかなり公表値に近い数値が出ていますね!特に、上りが公表値の90%以上の数値はほかの回線サービスと圧倒的な違いだと思います。
docomoはiphoneの場合はそもそもの最大速度が遅くなっていますし、下りは公表値の10%、上りは3%程度で、大変残念な数値となっています。これは実感通りだと思います。Dビデオとかそういう動画サービスも使ったことあるんですが、夜docomoのネットワークを利用して見ようとすると遅すぎて見られないこともしばしばありました・・・
こちらは、普通のWiMAXですが、公表値はdocomoよりも低いものの実測値はdocomoより高いですね。BNRスピードテストだけ異様に下りの数値が低い医ですが、概ね10Mbps以上で公表値の30~50%程度は出ている感じですね。
ケータイ、モバイルデータ通信も公表値では、ひかりサービスに並ぶスピードが表示されていますが、やはりモバイル系の回線サービスは公表値と実測値大きな隔たりがあり安定感に欠けることがわかりました。今後はもっと安定していく思いますが、それは5年くらい先のことだと思います。急に基地局も増やせないですし、そもそもの安定性が固定回線とモバイル回線では異なりますので・・・。
もちろん、先にご説明した通り、モバイル回線は場所、時間によって大きく実測値が異なりますので、他の場所ではもっとよい速度がでるかもしれませんし、時間を選べばもっと良いスピードがでると思います。ただ、結論的には、下り、上りともに安定して高速データ通信が可能なのはフレッツ光ということなんだと思います。
「えー!表示スペック通りでないなんておかしいじゃん!!もっといい表示方法ないの?」と思うかもしれませんが、今の仕組みではうまく比較できるのがこの数値だけなんです。(ケータイキャリアは地図でその場所の通信速度を推定表示したりしていますが)、簡単に比較するために最大値がとりあえずはわかりやすいんですね。でも、そもそもなんで理論値と実測値で違いが出ちゃうのでしょうか?
これは光サービスの場合は関係がありません。ADSLの場合によく原因とされることです。
実際に我々がインターネットとつながるには、端末から収容局にアクセスが集まって、それからアクセスしたいサーバーにアクセスして、それからまたその結果は逆の順序で戻していくという感じでやりとりしますが、この収容局との距離がわりと大きな差になるということが言われています。
光ファイバーなんて言葉がありますが、インターネットを使うための回線は一つの線であり、その一本の線が1秒間に通ることのできるデータ量は決まっています。それが、1Gbpsだったりします。なので、みんなで、この1Gbpsをわけあって使うので、通信データ量の多い動画をみんなでみると通信速度が遅くなります。
この問題が顕著なのが、一つのケーブルでたくさんの人が利用することの多いVDSLタイプの古めのマンション、基地局の数がより限定的なケータイの回線、です。多くの場合、みんながインターネットを利用する夜間に通信速度が落ちます。
固定回線ならではですが、インターネットを契約すると「ルーター」という謎の端末と、ルーターと自分のパソコンをつなぐ「LANケーブル」というものを用意することになります。
実は、この「ルーター」と「LANケーブル」も上限の通信速度が決まっていまして、契約しているインターネット回線の速度を十分に出せるものを使わなければなりません。
特に注意したいのはぱっとみわかりづらいLANケーブルの場合です。以下のようなっています。
ケーブル名 | CAT5 | CAT5e | CAT6 | CAT7 |
---|---|---|---|---|
通信速度 | 100Mbps | 1Gbps | 1Gbps | 10Gbps |
CAT5とCAT5eは通信速度は同じですが、対応する帯域が異なりますが、帯域はルーターとの対応で気を付ける項目なのでややっこしくなるので、ここでは省略します。
CAT4以下もありますが、基本的に市販されていないので省略します。(実際は、CAT7も家電とかには売っていないと思いますが) というわけで、フレッツ光隼を使う場合は、CAT6にしておくのが無難ですね。 あと、昔から使っているLANケーブルなどを利用していると、新しいインターネット回線のスペックに対応していないなんてことがあるかもしれないので注意してください。
ルーターはだいたいプロバイダからレンタルしたりすると思いますし、最近だとケータイ会社が貸してくれたりするので、それを使うと思いますが、これも注意が必要です。
ルーターの場合はわかりやすくスペックに通信速度が書いてありますが、1Gbpsくらいでる製品は結構な値段します。また、最近は「スマホも家の回線使った方が速いし安定するしね」って宣伝よく見ますが、ケータイ会社が貸してくれるルーターを使うと、以下のように1Gbps対応しているルーターはありません。
キャリア | ルーター名 | LAN側速度 |
---|---|---|
docomo | Home Wi-Fi | 100Mbps |
au | Wi-Fi HOME SPOT | 150Mbps |
sofbank | Fon Wi-Fiルーター11ac | 100/10 Mbps |
Fonのルーターの表記が謎ですが、10Mbpsしかでないなら、ほとんどの光回線サービスの通信速度(だいたい100,200Mbps)に対応していないので、結構微妙ですね・・・。
携帯会社やフレッツから借りることができるルーターというのはどうしてもスペックに難があるので、口コミでも評価の高いルーターを時前で用意するのが一番です。 特に人気なのは、「WXR-2533DHP2」という機種です。広い範囲をカバーできるので、4階建ての住居をお持ちの方でも場所によって遅くなることもないですし、おすすめできます。
さて、全部読んでくれた方は、通信速度についての知識をたくさん持って頂けたんではないでしょうか?
今回の調査では、ベストエフォート方式による表記から、フレッツ光で80,90%の実測値、モバイル回線では、5%~50%の実測値となったとまとめさせて頂きます。
フレッツ光をひこうか、家でもモバイルデータ通信で済ませようか考えている方には、とても参考になる記事になったのではないかと思います。
個人的には、やっぱり、家でゆったりインターネットするなら、フレッツ光のような固定回線を引くのがオススメです。最近はTutaya.TVなど映画やドラマをネットでレンタルできるサービスがホント実用的になってきているので♪動画はあまりみないし、実際、インターネットもほとんどしないって人は、ケータイだけでもいいと思いますが、そういうかたも意外と画像のやり取りとか最近のデータは重たくなっているので注意が必要だと思います。
上述した通りフレッツ光もwifiやモバイルデータ通信に比べると圧倒的な速度をほこりますが、利用者が多いため、夜間は通信速度が低下する可能性があります。 NURO光はフレッツ光のベストエフォート値である2Gbpsの速度が出ますし、利用者もそれほど多くないため快適にインターネットを楽しみたいという方は、NURO光がおすすめです。
特にソフトバンクの携帯をお持ちの方は1台につき最大2,000円の割引を受けることができますし、それ以外の方でも35,000円のキャッシュバックを受け取ることができるキャンペーンを開催している今がチャンスです!
ただしフレッツ光に比べると回線が通っている地域が狭いため、公式サイトからご自宅のある地域に回線が通っているか一度確かめてみてはいかがでしょうか??
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