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2014.9.11

4K映像伝送はどんな仕組み?どうなる今後の映像

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【フレッツ光】凄いぞ!NTTが4K映像伝送に成功!?未来のテレビ

今後のテレビなどの動画コンテンツ配信サービスの未来を予見させるようなニュースが飛び込んできました。NTTが自身が持つフレッツ光網を使って4K映像の伝送に成功したということなのです。せっかくですからこの機会に4kについてと今後の展開について予想をしてみます。ちょっとマニアックな内容になりますがご一読いたけると幸いです。

ところで4Kってなに?

4Kというのは、横4,000ドット×縦2,000ドット前後の解像度に対応した映像に対する総称です。Kは1,000を表す「キロ」を表します。ドットというのが画像の密度を表す単位でこの数字が大きいほど綺麗な画像となります。昨年あたりからこの4Kに対応したテレビが相次いで発売されましたが、あくまで映すのに対応しているだけで実際に映す映像が4Kでなければ何の意味もありません。現在放送されているデジタルハイビジョンの解像度はだいたい横1440x縦1080程度です。これでも十分に綺麗になんですが、4K映像はざっとこの3倍の密度をもつ映像ということになります。毛穴がはっきり見えるどころじゃなくなりますね!

画像解像度について

写真や画像はとても小さな四角いブロック(ドット)で構成されています。テレビを真近で見てみてください。小さな四角が縦横に並んでいて、1つ1つに別々の色が入っているのがわかります。

簡単に表すとこんな感じです。Tシャツ・・・  上記画像の場合の解像度は横40x縦8ドットです。このくらいの解像度ではモザイクみたいになってしまい、綺麗とはいえません。これはアスキーアートなのであまり参考になりませんがイメージとしてはこれをもっともっと細かくして密度を濃くした画像を連続で表示させたものが映像となります。4K映像ともなると、映すモニターが巨大になっても映像は奇麗なまま保てることになります。

解像度と伝送速度の関係

解像度が大きくなるにつれそのデータ量も比例して大きくなります。たとえば、性能が良いデジカメで撮った写真の解像度が横3000x2000くらいで、データの大きさが4~5MB(メガバイト)です。静止画でさえこれだけ大きくなってしまうのでこれを連続で送信し続けるためには伝送速度が重要になってきます。

今回、NTTが4K伝送に成功したときに使用したサンプルのデータレートは35Mbpsだったということですから、これを一般化するためには安定して50Mbsp以上の速度を保てる回線が必要になります。フレッツ光が最大1Gbpsに対応しているといってもあくまでも最大ですから、安定して50Mbpsが出るかといったら現状はできないです。特に夜間はトラフィック量が一気に上がるためそれだけ負荷が掛かり、速度は顕著に低下してしまいます。

ただ、光伝送をさらに高速化させる技術はもう既にあります。「光波長多重通信」といって1本の光ファイバーでも光信号の波長をずらして複数波重ねて送れば方式で超高速化ができます。何年か前のCTECというIT系の展示会で100波対応の装置を見かけたことがあります。中国が開発したものでしたが、 なんと100Gbps(100ギガビット/毎秒)を実現したとパンフレットに書いてありました。現在はNTTやKDDIなどキャリアがバックボーンとして日本で開発された同様の装置を使っているようです。なので、技術的には実装されているけれど、エンドである一般家庭までの設備が整っていないだけです。

NTTの狙い

これは、単純にフレッツ光の更なる契約数の増加のためにとなるわけですが、背景にはFIFAワールドカップや7年後の東京オリンピック需要があります。フレッツ回線を使って4K映像伝送が可能になれば、「フレッツテレビ」などのサービスをフックに爆発的な加入の増加が見込めるからなんです。

今後の予想

4Kによって画像が綺麗になるのはわかったけど、実際のところ何が良いのかという点です。綺麗な動画を求める理由として、映像が進化してきた過程で共通しているのが、人はリアリティを求めているということです。サッカーや相撲の観戦などは生で肉眼で見たものは迫力があります。さすがに臨場感は映像で表現できないと思いますが、エッジが効いたくっきりとした映像、細かい光や影の表現を肉眼で見た時の映像に少しでも近くなれば、きっと迫力が出るはずです!ということで、4Kの普及までいましばらく待ちましょう。

4K対応テレビとコンテンツの普及

現在、国内で発売されている4K対応テレビですが40インチで軒並み20万円前後とかなりお高くなっていますが7年後の東京オリンピックまでには半分以下の価格になると予想されています。以前、日韓共同開催のワールドカップの時にテレビを買い替えた方が多かったように、オリンピックまでには買い替えが進み一気に普及すると考えられます。

いくらテレビが4K対応になっても肝心の映像が4K画質でなければ何も意味がありません。現在、電波による4Kの試験放送を行っていますが対応のチューナーが市販されていなかったりと一般向けの放送ではないので今の時点で4K放送を見ることはできません。正直なところ、映像を撮るカメラの問題もあっていつから見られるようになるのかというのはわかりません。

おそらくこれもなのですが、東京オリンピック前にはある程度普及するのかなとは思っています。

最後に

4Kまたはそれ以上の映像を楽しむには、いずれ電波方式では限界がきます。そうなると光伝送方式になりますがその時に必要なのがフレッツ光などの光回線です。今回このコラムを読んでいただいて少しでも興味があればお問い合わせください。

フレッツ光で利用できる動画サービス「フレッツ光と合わせて契約したい最新映像配信サービス一覧 ~ひかりTV、U-NEXT、スカパー!、hulu~」もチェックしてみてください!

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