VoLTEとは、「VoiceOverLTE」の略称で、4G回線を使った音声通話のことをいいます。
4G回線が登場した当初はデータ通信のみに使われ、音声通話の際には3G回線へと変更されていましたが、VoLTEの技術により、4G回線上での音声通話が可能となりました。
VoLTEでは、音声を変換するコーデックの進化により通話品質が向上しています。キンキンした高い声から低い音まで聞き取りやすくなっただけでなく、相手への接続時間も短縮されました。また、ビデオ通話や、通話しながらの高速通信も可能です。
このようにメリットの多いVoLTEですが、格安SIMでもその機能を利用できるのでしょうか。格安SIMのVoLTE対応状況と注意点をご紹介します。
VoLTEは、3大キャリアのdocomo、au、ソフトバンクだけでなく、格安SIMでも同様に利用することができます。音声通話の設備に関しては、キャリア(MNO)のものをそのまま利用するからです。ただし、現状では、ソフトバンクのVoLTE機能は開放されていないため、ソフトバンク系のMVNOでのVoLTE利用はできません。
また、au端末で格安SIMを利用する場合は要注意です。VoLTE対応のau端末に格安SIMを使う場合には、SIMロックの解除が必要です。また、端末がVoLTE対応の場合は、VoLTE用のSIMを、VoLTE非対応の端末にはVoLTE非対応のSIMを選ばなければなりません。SIMの種類と端末が合っていない場合、電波を掴めなくなります。
そのため、au系のMVNOには、VoLTE専用のSIMと、VoLTE非対応のSIMの2種類が存在します。しかし、MVNOによっては、VoLTE専用SIMのみの取り扱いという場合もありますので、よく確認してから申し込みを行いましょう。
さまざまなメリットのあるVoLTEですが、現状は同じキャリアの回線同士でないと利用できません。
例えば、docomo系のMVNO利用者なら、VoLTEによる通話が成立するのは、相手がdocomo系の回線利用者で、かつVoLTEに対応していることが必要です。自身がVoLTE対応であっても、他社のVoLTEとのやり取りは従来通りの3G回線での通話となります。
そのため、VoLTEならではの機能を使いたい場合には、あらかじめ通話相手を想定した上で、対応するキャリアのMVNOを選択することが必要です。
そもそも、VoLTEはSIMが対応していても、スマートフォン本体が対応機種でないとVoLTE機能は利用できません。ここで注意したいのが端末です。古い端末の場合、4G対応機であってもVoLTEには対応していない場合もあります。
また、最近発売されたスマートフォンの多くはVoLTE対応ですが、SIMフリー端末であっても、すべてのキャリアのVoLTEに対応できる端末は限られています。せっかく期待していたVoLTEが使えない、となってはもったいないので、端末のVoLTE対応状況も確認しておきましょう。au系MVNOを利用する場合には、VoLTE対応機種かそうでないかにより選択すべきSIMの種類も異なりますので、確認は必須です。
VoLTEの魅力は、クリアな音声通話と通話しながらの通信やビデオ通話が可能なことです。しかし、VoLTEの効果を実感するには、やりとりの相手がVoLTE対応機種かつ同じキャリアであることが条件となるため、VoLTEを使う場合には条件が一致する必要があります。
とはいえ、VoLTEが利用できると、快適に通話ができる上、スマートフォンの利用用途が広がるので、ぜひ一度VoLTEを試してみてはいかかでしょうか。現在では、VoLTEをさらに高音質化した、VoLTE(HD+)という規格も登場していますので注目です。
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