OCNってどんなプロバイダ？特徴や対応の光回線を紹介

日本最大規模のプロバイダであるOCNは会員数800万人を超える世界的に見ても巨大なプロバイダです。このページでは、OCNというプロバイダの特徴やOCNが対応している光回線についてご紹介していきたいと思います。

OCNの特徴

OCNは、NTTコミュニケーションズが提供する日本最大規模のプロバイダで、その最大の特徴はグローバル Tier 1 ネットワークというバックボーンの強みです。プロバイダとして最大の役割であるインターネットへの接続を十分に果たすバックボーンの大きさです。

世界中のインターネットに接続するためには、プロバイダが持つバックボーンが重要になります。——どういうことかというと、例えば皆さんが現在アクセスしている当サイトにアクセスするためには、物理的に何かしらの形でつながっている必要があります。このときに、プロバイダのバックボーンの規模が小さいと、様々なプロバイダを経由して特定のIPアドレスに接続をする必要が出てきます。

しかしプロバイダの規模が大きければ、辿らなければならないルートは最短で済むというわけです。例えるなら、電車である駅に行くために、新宿駅のように様々な路線が通っている駅にアクセスすることができれば、すぐにどこにでも行けてしまいますよね？ それと同じで、インターネットに接続するときにも、OCNのような強力なバックボーンを持つプロバイダと契約していることで、僅かに通信速度を速くすることができるのです。

セキュリティ面でのメリット

インターネットには様々な落とし穴が潜んでいます。——例えばあるページにアクセスするだけでクレジットカードの番号を盗み取られたり、個人情報を抜き取られたりしてしまうのです。しかし、そのようなWEBサイトは無数に存在しており、一個人が利便性とセキュリティを追求しようにも限界があります。

そこで便利なのがプロバイダのセキュリティ対策サービスです。OCNには「マイセキュア」を始めとする様々なセキュリティオプションがあるため、インターネットやPCに関する知識がなくても比較的安全にインターネットを利用することが可能になります。

IPv6対応プロバイダ

近年の急速なインターネットの普及によって、これまでのインターネット（IPv4）では帯域幅が狭くなってしまっています。わかりやすくいえば、車の交通量は増加したのに道路が狭いままであるため、渋滞を起こしてしまっているような状態です。

そこで注目されているのが、2000年ごろに新たにつくられたプロトコルであるIPv6です。IPv6インターネットに接続するためには、IPv6対応のプロバイダを利用する必要があるのですが、OCNはしっかりIPv6に対応しています。

OCNが利用可能な光回線一覧

OCNは日本最大の光回線ですが、全ての光回線でOCNを利用することができるというわけではありません。以下では、OCNを利用することができる光回線をご紹介していきます。

フレッツ光

NTT東西が運営するフレッツ光ではOCNを利用することができます。月額利用料こそ他のプロバイダよりも割高ですが、大手の安心感やプロバイダのバックボーンの強さのため、サービス開始から現在まで一番人気のプロバイダとなっています。

OCN光

OCN光はフレッツ光の回線をプロバイダや携帯電話事業者が自社ブランドとして卸販売を行う光コラボレーションモデルの一種です。フレッツ光とOCNを別々に契約するよりも割安で契約することができるため、フレッツ光からの乗り換えるユーザーも増えています。

また、OCN光は格安スマホであるOCNモバイルONEを利用している人なら毎月携帯電話料金の割引を受けることができるため、携帯電話とセットで契約することでさらに通信量を安くすることが可能になっています。

ドコモ光

ドコモ光はドコモユーザーが契約することで携帯電話料金が割引される一番人気の光コラボです。ドコモ光は他の光コラボとは異なり、選べるプロバイダの数が多く、OCNもその中の一つです。

プロバイダOCNがおすすめなのはこんな人

日本最大規模の加入者数を誇るOCNは、数百円程度の月額料金の高さが目立ちますが、サービスの品質に関してはトップクラスだと言えるでしょう。そんなOCNがおすすめなのは、インターネットに詳しくはないけれど、快適かつ安全にインターネットを利用したいと考えている人です。

特にお子様がいらっしゃるような家庭では、お子様が誤って悪意のあるWEBサイトにアクセスしてしまうこともあります。——そのようなケースを想定してサービスがしっかりしているプロバイダに加入しておくことは、最善策といえるのではないでしょうか。